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【カタールW杯出場監督で検証】サッカーの監督は現役時代どこのポジションが多い? 

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こんにちは。

ここ最近サッカーの監督の事を眺めていると・・・

監督やってる人って、現役時代守備的なポジションの選手が多くない?とふと思いました。

実際・・・

ボランチ出身のグアルディオラ(マンチェスターシティ)、アンチェロッティ(レアル・マドリー)、ディエゴ・シメオネ(アトレティコ・マドリ―ド)、

ディフェンダー出身の岡田武史(元日本代表監督)、マルセロ・ビエルサ(元アルゼンチン代表監督)、トーマス・トゥヘル(元チェルシー監督)

攻撃的な選手で監督だった人で思い浮かぶのは、クロップ(リヴァプール監督)しか思いつきませんでした・・・(笑)

*調べたらクロップは最初はフォワードでプロになったのですが、晩年はディフェンダーとしてプレーしていたそうです。

上記を見る限り、若干ボランチから後ろの選手が多い印象です。

監督は出場する選手の選考、フォーメーション、試合の戦術など・・・

試合に臨む際に決めていく内容などが、試合結果に大きく作用することが多くあります。

もちろん試合中に上手くいかなければ、その中で修正もしていかなければなりません。

選手としての経験が活きる部分は大いにあると思いますが、

そんな監督が選手時代どのようなポジションでプレーしていると監督として成功しやすいのか?

そもそも監督で成功している人の共通のポジションは存在するのか?

この辺に関して調べました。

調べた部分に関しては以下の通りです。

  • 2022年カタールワールドカップの出場している国の監督

これだけだと人数的に少ない気がするので・・・

  • 22-23シーズン欧州チャンピオンズリーグ出場チームの監督
  • 2022年シーズンJ1・J2・J3の監督

以上の監督の選手時代のポジションを調べました。

興味ある方は是非ご覧ください。

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2022年カタールW杯出場国監督の選手時代のポジション

ではまずカタール杯出場32か国の代表監督に絞ってみていきましょう。

  • 選手歴無し:3人
    • カタール、チュニジア、カナダ
  • FW:3人
    • イラン、オーストラリア、ウルグアイ
  • MF:13人 
    • 内訳・・・ボランチ:9人(アルゼンチン、メキシコ、フランス、ドイツ、日本、ベルギー、クロアチア、ブラジル、韓国) OH:3人(スペイン、セルビア、ガーナ) 不明:1人(エクアドル)
  • DF:11人
    • セネガル、オランダ、イングランド、アメリカ、ウェールズ、サウジアラビア、コスタリカ、モロッコ、スイス、カメルーン、ポルトガル
  • GK:1人
    • ポーランド
  • 不明:1人
    • デンマーク

圧倒的にMF(ミッドフィールダー:中盤の選手)とDF(ディフェンダー:守備側の選手)が多い結果でした。

これだけだと「ほんとにそうなの?」と思うので・・・

ヨーロッパのクラブの監督も一緒に見ていきましょう。

海外クラブ監督の現役時代ポジション

どこをベースにするのか難しいので、

今回は、2022ー23シーズンのチャンピオンズリーグの本選に出場したチームをベースにみていこうと思います。

途中で監督が解任されたチームもあるので、そこは解任前後の監督2人ともに計算に入れてあります。

なので今回は全32チームで35人の監督の出身ポジションになります。

  • 選手歴無し:1人
    • ディナモ・ザグレブ(クロアチア)
  • FW:
    • インテル(イタリア)、ドルトムント(ドイツ)、ポルト(ポルトガル)、シャフタール・ドネツク(ウクライナ)、コペンハーゲン(デンマーク)
  • MF:14人
    • マンチェスターシティ・トッテナム(イングランド)、レアル・マドリー・バルセロナ・アトレティコ・マドリード・セビージャ(スペイン)、ユヴェントス・ナポリ(イタリア)、レバークーゼン(ドイツ)、スポルティングCP、ベンフィカ(ポルトガル)、アヤックス(オランダ)、ヴィクトリア・プルゼン(チェコ)、コペンハーゲン(デンマーク)
  • DF:1
    • リヴァプール・チェルシー×2人(イングランド)、ACミラン(イタリア)、フランクフルト、バイエルンミュンヘン、RBライプツィヒ(ドイツ)、パリ・サンジェルマン、マルセイユ(フランス)、クラブ・ブルージュ(ベルギー)、ザルツブルク(オーストリア)、セルティック、レンジャーズ(スコットランド)、マッカビ・ハイファ(イスラエル)
  • GK:1人
    • セビージャ(スペイン)

ここでも選手時代MFだった選手やDFだった選手が圧倒的に多い結果となりました。

リヴァプール監督クロップはプロになった時はフォワード、キャリア途中でディフェンダーに転向したので、ディフェンダーとして考えます。

海外だけでなく、日本ではどうなのか?

ということで日本のチームの監督についても調べました。

2022年J1・J2・J3リーグ監督の現役時代のポジションは?

では、次に2022年J1・J2・J3リーグ監督の現役時代のポジションの内訳を見ていきましょう。

J1全18クラブ、J2全20クラブ、J3全18クラブですが、解任された監督も見るので、少し人数は多くなっています。

監督解任で2人選出のクラブ➡(鹿島、磐田、清水、G大阪、C大阪*3人、仙台、大宮、東京V、琉球、八戸、Y.S.C.C横浜、SC相模原、富山、沼津、岐阜)

  • 選手歴無:11人
    • J1:4人(浦和、FC東京、C大阪、神戸)
    • J2:4人(山形、群馬、横浜FC、徳島)
    • J3:3人(八戸、今治、宮崎)
  • フォワード:11人
    • J1:5人(名古屋、C大阪×2、広島、鳥栖)
    • J2:0人
    • J3:6人(Y.S.C.C横浜、SC相模原、藤枝MYFC、沼津、岐阜、鳥取)
  • ミッドフィールダー:24人
    • J1:5人(札幌、川崎、磐田、神戸、福岡)
    • J2:13人(仙台×2、水戸、大宮、千葉、東京V×2、甲府、新潟、大分、熊本、琉球×2)
    • J3:6人(いわき、長野、松本、岐阜、愛媛、北九州)
  • ディフェンダー:28人
    • J1:11人(鹿島×2、柏、横浜FM、湘南、磐田、清水×2、京都、G大阪×2)
    • J2:9人(秋田、いわて、栃木、大宮、町田、金沢、岡山、山口、長崎)
    • J3:8人(八戸、福島、Y.S.C.C横浜、SC相模原、富山×2、讃岐、鹿児島)
  • ゴールキーパー:1人(J3:沼津)

やはり、ミッドフィールダー、ディフェンダー出身の選手が多くなりましたね。

海外との違いは選手歴無しの監督が多いことか?

これに関しては、日本のサッカーの歴史がまだ浅いことが関係しているのかな?と思います。

全監督ポジションまとめグラフ

今まで紹介した全グラフのまとめは以下になります。

MF:ミッドフィールダーと、DF:ディフェンダーが群を抜いて多い傾向でした。

なぜMF・DF出身の監督が多くなるのか?

では何故MF・DF出身の選手が監督として成功しやすいのでしょうか?

完全に個人的な見解にはなりますが・・・

やはり試合全体の事を考えると、ディフェンダーやミッドフィールダーは様々な想定をしながら試合に入る選手が多いのではないでしょうか?

フォワード、ゴールキーパーはある意味、仕事がはっきりしています。

なので、思考的にはわかりやすいのかもしれません。

誤解しないでほしいのですが、フォワード、ゴールキーパーが頭を使ってないとは全く思いません。

がやはり、中盤特にボランチの選手などは、攻撃面、守備面複数のタスクをこなすことは多々あります。

試合では中盤、ディフェンダーの選手は相手にボールを取られると、即失点の可能性があります。

リスクのバランスを考え、相手の位置を見て、どこから攻めた方が良いか、どこを守ればよいかを常に90分間フル回転で考え続けている選手は多いのではないでしょうか?

またそのような選手が監督になった時に、様々な引き出しが生まれるのではないのかな?と個人的に思います。

ここは凄く難しいところだと思うので、もし宜しければ、この記事を読んでいただいた方の考えも聞かせていただければ嬉しいです。

よろしくお願い致します。

ではここから現役時代のポジションに分けて、名監督と呼ばれている方の紹介をしていこうと思います。

現役時代のポジションごとに見た名監督

FW

  • ロベルト・マンチーニ(現イタリア代表)
  • ユルゲン・クリンスマン(元ドイツ・アメリカ代表監督)
  • 長谷川健太(名古屋グランパス)

MF

  • ジョゼップ・グアルディオラ(マンチェスターシティ)
  • カルロ・アンチェロッティ(レアル・マドリー)
  • ディエゴ・シメオネ(アトレティコ・マドリード)
  • シャビ・エルナンデス(バルセロナ)

  • ジョゼ・モウリーニョ(ローマ)

  • 森保一(2022年W杯日本代表監督)
  • 鬼木達(川崎フロンターレ)

DF

  • ユルゲン・クロップ(リヴァプール)
  • トーマス・トゥヘル(元チェルシー監督)
  • ステファノ・ピオリ(ACミラン)
  • ユリアン・ナーゲルスマン(バイエルン・ミュンヘン)
  • クリストフ・ガルティエ(パリ・サンジェルマン)
  • アンジェ・ポステコグルー(セルティック、元横浜FM監督)
  • 岡田武史(元日本代表監督)

GK

  • フレン・ロペテギ(ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFC)
  • ディノ・ゾフ(元イタリア代表監督)

最近の監督をメインに挙げました。

皆さんはこの監督が好き!!!とか、この監督カッコよい!!!とかありますか?

あれば是非教えてください。

まとめ

以上、今回は、サッカーの監督は、現役時代どこのポジションでプレーしていたのか?

ということで解説していきました。

結果は以下の通りになりました。

ミッドフィールダーやディフェンダーが圧倒的に多かった結果となりました。

監督は様々な状況に対応するために、冷静でいなければならなかったり、頭の回転が速くないといけない等・・・

様々な資質が必要になってくると思いますが、これをみると、ミッドフィールダーやディフェンダーの選手がその資質を備えている確率が高いということになりました。

現在現役の選手でも、今後指導者として活躍する選手が出てくると思います。

そういう選手を見つけていくのも、これからの楽しみの一つとして見ていっても良いかもしれませんね。

監督ってどんな仕事?って思った方は、こちらを読んでみると良いです

監督の仕事について、しっかり書かれている一冊だと思います。

選手のマネージメントについても書かれています。

他にも、こんなことを知りたい、調べてほしい等あれば是非教えてください。

以上。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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