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【2026年度】全国121大学3019人の新入生はどの高校から来たか|藤枝明誠41人・青森山田37人、送り出し校808校の進路マップ

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2026年度 全国121大学の大学サッカー新入部員3019人の出身高校マップ サッカー入門
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こんにちは。

高校サッカーを見ていると、「あの選手は卒業してどこへ行ったんだろう」と気になることがあります。選手権で活躍した3年生も、県予選で負けた3年生も、多くは4月から大学のグラウンドに立っています。

この記事では、2026年4月に全国121の大学サッカー部へ入った1年生3,019人を、「どの高校・どのクラブから来たのか」で数え直しました。北海道から九州まで9つの地域をまたいで集めたので、「関東の大学に入るのはどんな高校か」だけでなく、関西は、東海は、九州は——と横に並べて比べられます。

高校の側から見れば「進路の地図」、大学の側から見れば「どこから選手を集めているかの地図」です。

📌 この記事でわかること
・全国3,019人のうち、高校の部活動から来たのが83.8%、クラブのユースから来たのが15.9%
・ユース出身の割合は関東21.1%に対し東海9.6%・中国7.3%・四国0%と、西日本ほど低い
・最も多く送り出したのは藤枝明誠(静岡)の41人、次いで青森山田(青森)の37人。ただし中身は正反対
・関東の高校の81%は関東の大学へ。一方で中国地方の高校は10%しか地元に残らない
・送り出した高校は808校あり、そのうち438校(54.2%)は「1人だけ」
・同じ高校から同じ大学へ何人も進む「太いパイプ」

📊 先に、このデータの前提です
・対象……2026年4月に大学サッカー部へ入った1年生。つまり2026年3月に高校を卒業した学年です
・範囲……全国9地域・121大学・3,019人
・「前所属」……各大学サッカー部が公表している出身校名・クラブ名をそのまま使いました
・関東/関西/東海/北信越/九州/北海道/中国/四国は、原則として新入部員の全員です。東北の6大学だけは、東北大学サッカーリーグに登録されたメンバー(トップチーム)に限られます
・全国のすべての大学を集めきれたわけではありません。詳しくは記事の最後に書きました

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① 全国3,019人は、どこから来たのか

まず全体像です。前所属を「高校(部活動)」と「クラブのユース」に分けました。

ユースというのは、サッカークラブが持っているU-18(18歳以下)の育成チームのことです。選手は高校には通いますが、サッカーは学校の部活ではなくクラブでプレーします。浦和レッズユース、柏レイソルU-18といったチーム名で呼ばれます。Jリーグのクラブが大半ですが、三菱養和SCやFCトリプレッタのように、Jリーグに所属していないクラブの育成チームも含みます。

前所属人数割合
高校(部活動)2,531人83.8%
クラブのユース480人15.9%
海外の高校・非公表8人0.3%

大学サッカーの1年生は、5人に4人が高校の部活動出身でした。

ここからが本題です。同じ数え方を9つの地域それぞれに当てはめると、地域ごとの「集め方の違い」が出てきます。

地域大学新入生高校出身ユース出身ユース率
北海道469人58人11人15.9%
東北659人50人9人15.3%
関東341,110人869人234人21.1%
北信越7178人142人36人20.2%
東海33689人622人66人9.6%
関西19628人534人94人15.0%
中国596人89人7人7.3%
四国331人31人0人0.0%
九州10159人136人23人14.5%
全国1213,019人2,531人480人15.9%

💡 ユース出身率は、関東だけが高い
人数の多い地域どうしで比べると、関東21.1%に対して関西15.0%、東海9.6%。関東の大学は、関西の1.4倍・東海の2.2倍のユース出身者を抱えている計算になります。
この理由は⑥章のデータではっきりします。関東のクラブのユース出身者は、ほぼ全員が関東の大学に進んでいるからです。浦和レッズユースの13人は9大学に分かれましたが、そのうち11人が関東。ジェフユナイテッド市原・千葉U-18の11人にいたっては全員が関東の大学でした。
逆に低いのが東海9.6%・中国7.3%・四国0%です。
とくに東海は689人もいて9.6%。名古屋グランパス・ジュビロ磐田・清水エスパルス・FC岐阜・藤枝MYFCとJクラブが集まる地域なのに、地元の大学に進むユース出身者は66人しかいません。これは出典の偏りではなく、同じ登録名簿で2年生7.0%・3年生7.1%・4年生12.8%と、どの学年も同じ傾向でした。
中国96人・四国31人は母数が小さいので、割合は振れやすい点にご注意ください。

🔁 高校の入口では、この比率が逆になります
同じ2026年度に、全国264校の高校サッカー1年生9,760人がどこから来たのかも数えました。内訳は街のクラブチーム72.6%・中学校の部活18.2%・Jクラブの育成組織8.6%。
大学の入口は高校の部活が83.8%を占めるのに、高校の入口ではクラブ出身が8割を占めます。中学から高校へ上がるところで、クラブの選手が一気に部活へ流れ込んでいることになります。

【2026年度】高校サッカー1年生9760人はどこから来たか|4人に3人が街クラブ出身、ルーキーリーグ264校の入口マップ
全国13のルーキーリーグU-16に参加する264校・高校サッカー1年生9760人の前所属を集計しました。街のクラブチーム72.6%、中学の部活18.2%、Jクラブ育成8.6%。中学の部活出身は四国35.6%に対し北信越8.7%と4倍の差があります。

② いちばん多く送り出した高校 TOP30

高校の部活動から進んだ2,531人を、出身校ごとに数えました。上位30校です。「進んだ大学」は、その高校の卒業生が何校の大学に分かれたか。「進学先の地域」は、その内訳です。

高校所在人数進んだ大学進学先の地域
藤枝明誠高校静岡41人18大学東海31・関東6・関西2・北信越1・中国1
青森山田高校青森37人22大学関東12・東海8・北信越8・関西6・東北3
前橋育英高校群馬27人16大学関東22・北信越3・東海2
大津高校熊本26人22大学関西8・関東7・九州7・中国3・東海1
興國高校大阪25人13大学関西9・東海6・関東5・中国4・九州1
東福岡高校福岡24人14大学関東11・関西9・九州3・中国1
立正大学淞南高校島根24人11大学関西17・中国3・九州2・関東1・北信越1
静岡学園高校静岡23人15大学関東13・関西5・東海5
流通経済大学付属柏高校千葉23人16大学関東21・北海道1・東海1
帝京大学可児高校岐阜23人15大学東海17・関西5・北海道1
尚志高校福島22人18大学関東19・北信越2・関西1
作陽学園高校岡山19人14大学関西12・東海4・関東2・北信越1
矢板中央高校栃木19人14大学関東11・東海4・関西2・北信越1・東北1
飯塚高校福岡18人13大学関西6・九州5・関東3・中国2・北信越1・東海1
大阪学院大学高校大阪18人2大学関西18
西武台高校埼玉17人12大学関東16・東海1
神村学園高等部鹿児島17人14大学九州7・関東4・関西4・東海1・中国1
富士市立高校静岡17人13大学東海9・関東4・関西2・中国1・四国1
旭川実業高校北海道16人15大学関東6・北海道5・東海2・関西2・東北1
鹿島学園高校茨城16人9大学関東12・関西2・東海2
浜松開誠館高校静岡16人11大学関東5・東海5・関西3・九州1・北海道1・四国1
中央学院高校千葉16人11大学東海7・関東4・関西4・北信越1
AIE国際高校兵庫16人11大学東海6・関西5・関東2・北信越2・中国1
藤枝東高校静岡16人7大学東海10・関東4・関西2
高川学園高校山口14人11大学関東4・関西4・九州2・中国2・東海1・北信越1
堀越高校東京14人8大学関東13・東海1
関東第一高校東京14人7大学関東14
帝京長岡高校新潟14人13大学関東8・関西3・東海3
聖和学園高校宮城14人13大学関東6・東海4・東北2・関西1・北信越1
近江高校滋賀14人9大学東海9・関西5

💡 1位と2位で、中身がまるで違います
藤枝明誠(静岡)の41人は、41人中31人が東海の大学に進みました。内訳は常葉大9人・中部大7人ほかと、地元の大学に固まっています。静岡の高校生が静岡・愛知・岐阜の大学へ、という近距離の動きです。
対して青森山田(青森)の37人は、22の大学・5つの地域にばらばらに散りました。最も多い進学先でも新潟医療福祉大の5人。関東12人、東海8人、北信越8人、関西6人、東北3人と、日本中に選手を送り出しています。
「送り出した人数」だけを見ると同じような強豪校ですが、進路の広がり方は正反対です。

もうひとつ目を引くのが、西日本の高校の存在感です。熊本県立大津(熊本)26人、興国(大阪)25人、東福岡(福岡)24人、立正大学淞南(島根)24人——関東の大学だけを見ていると、これらの高校の名前はあまり出てきません。

たとえば立正大学淞南の24人は、17人が関西の大学に進んでいます(大阪学院大4人、びわこ成蹊スポーツ大4人、阪南大4人ほか)。関東に来たのはわずか1人でした。

③ 「全国に散る高校」と「地元で完結する高校」

②の表で見えた違いを、もう少しはっきりさせます。10人以上を大学に送り出した59校について、卒業生が何地域に分かれたかの多い順に並べました。

地域数高校所在人数進学先の地域
6地域飯塚高校福岡18人関西6・九州5・関東3・中国2・北信越1・東海1
6地域浜松開誠館高校静岡16人関東5・東海5・関西3・九州1・北海道1・四国1
6地域高川学園高校山口14人関東4・関西4・九州2・中国2・東海1・北信越1
5地域藤枝明誠高校静岡41人東海31・関東6・関西2・北信越1・中国1
5地域青森山田高校青森37人関東12・東海8・北信越8・関西6・東北3
5地域大津高校熊本26人関西8・関東7・九州7・中国3・東海1
5地域興國高校大阪25人関西9・東海6・関東5・中国4・九州1
5地域立正大学淞南高校島根24人関西17・中国3・九州2・関東1・北信越1
5地域矢板中央高校栃木19人関東11・東海4・関西2・北信越1・東北1
5地域神村学園高等部鹿児島17人九州7・関東4・関西4・東海1・中国1
5地域富士市立高校静岡17人東海9・関東4・関西2・中国1・四国1
5地域旭川実業高校北海道16人関東6・北海道5・東海2・関西2・東北1
5地域AIE国際高校兵庫16人東海6・関西5・関東2・北信越2・中国1
5地域聖和学園高校宮城14人関東6・東海4・東北2・関西1・北信越1
5地域米子北高校鳥取13人関西7・関東2・中国2・九州1・四国1
4地域東福岡高校福岡24人関東11・関西9・九州3・中国1
4地域作陽学園高校岡山19人関西12・東海4・関東2・北信越1
4地域中央学院高校千葉16人東海7・関東4・関西4・北信越1
4地域岡山学芸館高校岡山13人関西8・関東3・中国1・四国1
4地域丸岡高校福井11人関東5・北信越3・東海2・関西1
4地域鵬学園高校石川11人東海5・関西3・北信越2・関東1
4地域豊川高校愛知11人東海7・関西2・関東1・中国1
4地域大成高校東京10人関東6・東海2・関西1・北信越1
4地域札幌大谷高校北海道10人北海道5・関東3・東海1・東北1
3地域前橋育英高校群馬27人関東22・北信越3・東海2
3地域静岡学園高校静岡23人関東13・関西5・東海5
3地域流通経済大学付属柏高校千葉23人関東21・北海道1・東海1
3地域帝京大学可児高校岐阜23人東海17・関西5・北海道1
3地域尚志高校福島22人関東19・北信越2・関西1
3地域鹿島学園高校茨城16人関東12・関西2・東海2
3地域藤枝東高校静岡16人東海10・関東4・関西2
3地域帝京長岡高校新潟14人関東8・関西3・東海3
3地域日本体育大学柏高校千葉13人関東11・東海1・北信越1
3地域大阪桐蔭高校大阪13人関西6・東海5・関東2
3地域桐生第一高校群馬12人関東7・北信越4・東北1
3地域鹿児島城西高校鹿児島12人関西6・九州4・関東2
3地域東邦高校愛知11人東海7・関東2・関西2
3地域習志野高校千葉11人関東9・東海1・北信越1
3地域日章学園高校宮崎10人関東5・関西4・九州1
3地域履正社高校大阪10人関西6・東海3・北信越1
2地域西武台高校埼玉17人関東16・東海1
2地域堀越高校東京14人関東13・東海1
2地域近江高校滋賀14人東海9・関西5
2地域阪南大学高校大阪13人関西12・東海1
2地域東山高校京都12人関西10・関東2
2地域近畿大学附属高校大阪12人関西11・関東1
2地域山梨学院高校山梨12人関東8・東海4
2地域三重高校三重12人東海9・関西3
2地域磐田東高校静岡12人東海9・関西3
2地域桐光学園高校神奈川11人関東10・北信越1
2地域花巻東高校岩手10人東北7・関東3
2地域名古屋高校愛知10人東海7・関東3
1地域大阪学院大学高校大阪18人関西18
1地域関東第一高校東京14人関東14
1地域日本大学藤沢高校神奈川13人関東13
1地域市立船橋高校千葉12人関東12
1地域桐蔭学園高校神奈川12人関東12
1地域昌平高校埼玉11人関東11
1地域東海学園高校愛知10人東海10

👀 1地域と6地域が、同じ表に並びます
飯塚(福岡)18人、浜松開誠館(静岡)16人、高川学園(山口)14人の3校は、いずれも6地域に散りました。高川学園は14人だけで関東・関西・中国・東海・九州・北信越へ。人数の多さと散らばりは別物だと分かります。
反対に関東第一(東京)14人・堀越(東京)13人・日本大学藤沢(神奈川)13人・市立船橋(千葉)12人・桐蔭学園(神奈川)12人は、全員が関東の大学。1人も外に出ていません。
大阪学院大学高校(大阪)の18人にいたっては、17人が系列の大阪学院大学へ。進んだ大学はわずか2校でした。
進学先が1地域だけで完結した7校のうち、5校が関東の高校です。関東は大学サッカー部の数がそもそも多いので、外に出なくても行き先が足りてしまう——という事情がありそうです。

この「散らばり」は、上位校だけの話ではありません。3人以上を送り出した245校で見ると、1地域だけに送った高校が83校、2地域が78校、3地域以上に散った高校が84校でした。おおよそ3分の1ずつです。

高校のある地域に、何%が残るのか

同じ59校を、今度は高校がどこにあるかでまとめ直します。その地域の高校を出た選手のうち、何%が同じ地域の大学に進んだかを見ます。

高校のある地域対象人数同じ地域の大学へ地元残留率
関東263人212人81%
東海202人126人62%
関西133人82人62%
北海道26人10人38%
九州107人27人25%
東北83人12人14%
北信越36人5人14%
中国83人8人10%

💡 関東81%、中国10%
関東の高校を出た263人のうち、212人(81%)が関東の大学に進みました。東海62%、関西62%と続きます。一方で中国地方の高校を出た83人のうち、中国の大学に進んだのは8人(10%)だけ。北信越14%、東北14%も同じ傾向です。
ただし、この数字は「大学の数」にかなり引っ張られています。この記事が対象にした121大学のうち34が関東、33が東海、19が関西です。中国は5大学、四国は3大学しか入っていません。中国地方の高校生に地元志向がないのではなく、そもそも近くに受け皿が少ない、と読むほうが正確です。
それでも「関東と関西の高校は地元で完結し、それ以外の地域の高校は選手を送り出す側にまわる」という大きな流れは、はっきり出ています。

④ 808校のうち、438校は「1人だけ」

②③で名前が挙がるのは、どうしても人数の多い高校です。しかし実際の分布は、そのイメージとかなり違います。

2,531人の高校出身者が通っていた高校は、全部で808校。その内訳がこちらです。

送り出した人数高校数合計人数全体に占める割合
1人438校438人17.3%
2人125校250人9.9%
3人59校177人7.0%
4人40校160人6.3%
5人24校120人4.7%
6人23校138人5.5%
7人15校105人4.1%
8人15校120人4.7%
9人10校90人3.6%
10人以上59校933人36.9%
合計808校2,531人100%

📊 半分以上の高校は「1人だけ」です
438校(全体の54.2%)が、大学サッカー部に送り出した卒業生は1人だけでした。2人以下まで広げると563校(69.7%)になります。
一方で10人以上を送り出した59校が、2,531人のうち933人を占めています。高校数では7.3%の学校が、人数では36.9%を送り出している計算です。
強豪校がまとまって送り出す一方で、全国に散らばる「1人だけ」の高校が数のうえでは主役——というのが、大学サッカーの新入生の実像です。

⑤ 同じ高校から同じ大学へ——太いパイプ

同じ高校から同じ大学へ4人以上が進んだ組み合わせを抜き出しました。高校とクラブユースの両方を対象にしています。

人数前所属進学先
17人大阪学院大学高校(大阪)大阪学院大学
10人近畿大学附属高校(大阪)近畿大学
9人藤枝明誠高校(静岡)常葉大学
7人藤枝明誠高校(静岡)中部大学
7人福岡大学附属若葉高校(福岡)福岡大学
7人阪南大学高校(大阪)阪南大学
7人東海学園高校(愛知)東海学園大学
6人流通経済大学付属柏高校(千葉)流通経済大学
6人京都サンガF.C.U-18立命館大学
6人ブラウブリッツ秋田U-18札幌大学
6人東京都市大学塩尻高校(長野)名古屋経済大学
6人至学館高校名古屋商科大学
5人慶應義塾高校(神奈川)慶應義塾大学
5人堀越高校(東京)拓殖大学
5人関東第一高校(東京)拓殖大学
5人立命館守山高校(滋賀)立命館大学
5人青森山田高校(青森)新潟医療福祉大学
5人東邦高校(愛知)愛知東邦大学
5人藤枝東高校(静岡)静岡大学
5人中部大学春日丘高校愛知淑徳大学
5人鵬翔高校(宮崎)宮崎産業経営大学
4人湘南ベルマーレU-18産業能率大学
4人駒澤大学高校(東京)駒澤大学
4人東海大学付属高輪台高校(東京)東海大学
4人湘南ベルマーレU-18中央学院大学
4人鹿島学園高校(茨城)明治学院大学
4人前橋育英高校(群馬)明治学院大学
4人拓殖大学紅陵高校(千葉)城西国際大学
4人モンテディオ山形ユース共栄大学
4人立教新座高校(埼玉)立教大学
4人矢板中央高校(栃木)拓殖大学
4人星槎国際高校(通信制)拓殖大学
4人滝川高校(兵庫)甲南大学
4人立正大学淞南高校(島根)大阪学院大学
4人立正大学淞南高校(島根)びわこ成蹊スポーツ大学
4人青森山田高校(青森)常葉大学
4人藤枝明誠高校(静岡)中京大学
4人日本文理大学附属高校(大分)日本文理大学
4人セレッソ大阪U-18阪南大学
4人作陽学園高校(岡山)阪南大学
4人立正大学淞南高校(島根)阪南大学
4人近江高校(滋賀)京都橘大学
4人芦屋学園高校(兵庫)芦屋大学
4人東海大学付属札幌高校(北海道)札幌大学
4人興國高校(大阪)広島経済大学
4人愛媛県立東温高校(愛媛)聖カタリナ大学
4人AIE国際高校(兵庫)東海学園大学
4人富士市立高校(静岡)名古屋学院大学

💡 上位に並ぶのは、附属校からの内部進学です
大阪学院大学高校→大阪学院大学17人、近畿大学附属高校→近畿大学10人、福岡大学附属若葉高校→福岡大学7人、阪南大学高校→阪南大学7人、流通経済大学付属柏→流通経済大学6人、慶應義塾→慶應義塾大学5人、立命館守山→立命館大学5人。
目立つのは、この内部進学が西日本のほうがはっきりしていることです。関東の附属校(流通経済大付属柏6人、慶應義塾5人、駒澤大学高校4人、立教新座4人)に比べ、関西の大阪学院大学高校17人・近畿大学附属10人は桁がひとつ違います。
系列ではない組み合わせでは、藤枝明誠→常葉大7人・中部大7人・中京大4人、堀越→拓殖大5人と関東第一→拓殖大5人、ブラウブリッツ秋田→札幌大6人が目を引きます。

拓殖大学は堀越5人・関東第一5人・矢板中央4人・星槎国際4人と、4つの高校から4人以上を迎えています。新入部員87人は全国で2番目に多く、特定の高校と太いつながりを持ちながら人数を確保していることが分かります。

⑥ クラブユース出身の480人は、どこへ行ったか

高校の部活動ではなく、クラブのユースから大学に進んだ選手が480人います。出身は110のクラブ。上位20チームです。

クラブ人数進んだ大学進学先の地域
ブラウブリッツ秋田U-1817人11大学北海道7・北信越4・関東2・東海2・関西1・東北1
湘南ベルマーレU-1815人9大学関東13・関西1・東海1
浦和レッズユース13人9大学関東11・関西2
V・ファーレン長崎U-1813人11大学関西4・東海4・関東2・九州2・北海道1
柏レイソルU-1812人10大学関東10・関西2
モンテディオ山形ユース11人7大学関東9・北信越1・東北1
名古屋グランパスU-1811人9大学関東4・東海4・関西3
ベガルタ仙台ユース11人8大学関東6・東北3・北信越2
ジェフユナイテッド市原・千葉U-1811人6大学関東11
北海道コンサドーレ札幌U-1810人8大学関東7・北海道2・北信越1
奈良クラブユース10人9大学関西8・関東1・東海1
アルビレックス新潟U-189人7大学関東5・関西2・北信越1・東海1
三菱養和SCユース9人8大学関東9
カターレ富山U-189人9大学関東6・関西1・東海1・九州1
FC町田ゼルビアユース9人7大学関東9
横浜FCユース9人7大学関東8・北信越1
FC東京U-189人8大学関東9
鹿島アントラーズユース9人6大学関東9
愛媛FC U-189人6大学関西4・東海4・関東1
ジュビロ磐田U-189人6大学東海6・関東1・北信越1・関西1

👀 関東のクラブは残り、地方のクラブは散ります
ジェフユナイテッド市原・千葉U-18は11人全員が関東。FC町田ゼルビア、三菱養和SC(東京)、FC東京、鹿島アントラーズも9人全員が関東の大学でした。関東は大学の数が多いので、わざわざ外へ出る必要がありません。
反対に地方のクラブは全国に散ります。ブラウブリッツ秋田(秋田)の16人は北海道6人・北信越4人・関東2人・東海2人・関西1人・東北1人と6地域へ。Vファーレン長崎(長崎)の11人も関西4人・東海3人・関東2人・九州1人・北海道1人と、地元の九州に残ったのはたった1人でした。
これが①で見た「関東だけユース率が高い」という現象の中身です。

ここで見ているのは「高校年代でユースにいた選手が、どの大学へ行ったか」です。その3年前——中学年代のジュニアユースにいた選手が、ユースに上がらずに高校の部活へ進んだケースは、下の記事で841人ぶん数えています。

【2026年度】高校サッカー1年生9760人はどこから来たか|4人に3人が街クラブ出身、ルーキーリーグ264校の入口マップ
全国13のルーキーリーグU-16に参加する264校・高校サッカー1年生9760人の前所属を集計しました。街のクラブチーム72.6%、中学の部活18.2%、Jクラブ育成8.6%。中学の部活出身は四国35.6%に対し北信越8.7%と4倍の差があります。

📋 このデータについて

集計に使ったのは、各大学サッカー部が公表している新入部員名簿です。対象にした121大学は以下のとおりです。

地域大学数人数大学(新入部員数)
北海道469人札幌大32、東海大札幌校舎15、北海道大12、北海道教育大岩見沢校10
東北659人東北学院大23、東北大16、東日本国際大6、富士大5、仙台大5、八戸学院大4
関東341,110人東京国際大100、拓殖大87、明治学院大69、流通経済大55、立教大51、順天堂大50、筑波大48、中央学院大45、亜細亜大42、共栄大39、国士舘大37、東京農業大35、産業能率大31、慶應義塾大31、作新学院大30、専修大29、城西大29、東海大27、上武大26、青山学院大24、日本大22、早稲田大22、城西国際大21、中央大20、駒澤大19、桐蔭横浜大18、立正大17、神奈川大14、東洋大14、明治大13、法政大13、國學院大學12、関東学院大11、東京学芸大9
北信越7178人新潟医療福祉大40、金沢学院大40、福井工業大27、松本大19、新潟産業大18、北陸大17、新潟経営大17
東海33689人常葉大68、中京大58、東海学園大51、静岡産業大46、中部大34、四日市大30、愛知学院大27、名古屋産業大26、愛知淑徳大26、名古屋商科大24、名古屋大24、名古屋経済大23、名古屋工業大22、愛知東邦大19、名古屋学院大19、三重大18、日本福祉大17、南山大17、静岡大17、岐阜協立大16、名城大16、名古屋市立大12、岐阜聖徳学園大11、名古屋外国語大10、至学館大10、愛知工業大8、常葉大静岡キャンパス7、岐阜大7、東海大静岡キャンパス7、皇學館大6、愛知教育大5、愛知大4、愛知県立大4
関西19628人阪南大75、大阪学院大69、びわこ成蹊スポーツ大64、立命館大40、近畿大39、関西国際大36、大阪産業大35、甲南大32、桃山学院大29、芦屋大29、関西大28、京都橘大27、関西福祉大27、京都産業大20、関西学院大17、京都先端科学大17、大阪体育大16、追手門学院大16、大阪経済大12
中国596人広島大25、広島経済大22、IPU・環太平洋大21、福山大14、広島文化学園大14
四国331人高知大14、聖カタリナ大10、四国学院大7
九州10159人九州産業大41、九州国際大30、日本文理大26、福岡大21、鹿屋体育大14、宮崎産業経営大9、西南学院大9、日本経済大3、九州共立大3、熊本学園大3

⚠️ 数字を読むときの注意
① 全国のすべての大学は網羅していません。名簿を公表していない大学、サイトが閲覧できなかった大学は入っていません。日本体育大学(関東)、山梨学院大学(関東)、同志社大学(関西)などが該当します。四国3大学・北海道4大学・中国5大学と数が少ない地域は、地域の実態を代表する数字とまでは言えません。
② 出典が地域で少し違います。東海の33大学と九州の10大学は、各大学の公式名簿に加えて地域の学生サッカー連盟が公開している登録選手一覧を突き合わせています。
③ 東北の6大学だけ数え方が違います。他の地域が新入部員の全員であるのに対し、東北は東北大学サッカーリーグに登録されたメンバー(トップチーム)に限られます。1大学あたりの人数を他地域と比べることはできません。
④ 「前所属」は各大学の表記のままです。「大津高校」と「熊本県立大津高校」のように書き方が違うものは同じ高校としてまとめましたが、表記のゆれを完全に吸収できているとは限りません。
⑤ 進路が公表されていない選手は入っていません。実際には、これより多くの3年生が大学でサッカーを続けています。

📝 まとめ

全国121大学3,019人の新入生マップ(2026年度)
・高校の部活動出身が83.8%、クラブのユース出身が15.9%
・ユース出身率は関東21.1%に対し関西15.0%・東海9.6%。関東のユース勢はほぼ全員が関東の大学へ
・最多は藤枝明誠41人(うち31人が東海)、次いで青森山田37人(22大学5地域に分散)
・地元残留率は関東81%・東海62%・関西62%に対し、中国10%・東北14%
・送り出した808校のうち438校は1人だけ。10人以上の59校で36.9%を占める
・大阪学院大学高校→大阪学院大学17人など、西日本の附属校の内部進学が目立つ

進路の向きは、その高校がどこにあるかで大きく変わります。関東と関西の高校は地元の大学で完結しやすく、それ以外の地域の高校は選手を外に出す側にまわる。そのうえで青森山田や大津のような一部の高校だけが、全国に選手を散らしています。

この記事は「2026年度の1年生がどこから来たか」を記録したものです。彼らが4年後にどこへ行くのかは、また別の話になります。その時にこのデータを見返せるよう、残しておきます。

関東の大学に入った新入生1,113人を、大学の側から数えた記事はこちらです。大学ごとの集め方の違いや、「高校の所在地は出身地ではない」という話を詳しく書いています。

【2026年度】関東の大学サッカー部に入った新入生1110人はどこから来たか|34大学の前所属を全部数えた
関東大学サッカーリーグ34大学の2026年度新入部員1110人の前所属を集計しました。プレミアリーグ出身17.3%・プリンス28.2%に対し、半分強の54.5%は都道府県リーグ以下の高校から。送り出した317校のうち168校は「1人だけ」でした。

同じ2026年度に、高校サッカー部へ入った1年生9,760人がどこから来たのかを数えた記事はこちらです。この記事の「入口」にあたります。

【2026年度】高校サッカー1年生9760人はどこから来たか|4人に3人が街クラブ出身、ルーキーリーグ264校の入口マップ
全国13のルーキーリーグU-16に参加する264校・高校サッカー1年生9760人の前所属を集計しました。街のクラブチーム72.6%、中学の部活18.2%、Jクラブ育成8.6%。中学の部活出身は四国35.6%に対し北信越8.7%と4倍の差があります。

第104回選手権に出場した選手の進路を、選手ごとに紹介した記事はこちらです。

2025年度・第104回全国高校サッカー選手権大会に出場した選手たちの進路を一挙紹介
第104回全国高校サッカー選手権大会に出場した48の代表校の選手たち。そんな選手たちの高校卒業後の進学先をまとめました。大会優秀選手の進路の紹介を皮切りに、各大学ごとに分けて紹介しています。

第105回選手権の都道府県予選の日程は、こちらでまとめています。

【2026年9月〜11月】第105回全国高校サッカー選手権 都道府県予選 日程・代表校まとめ【随時更新】
第105回全国高校サッカー選手権の47都道府県予選の日程と代表校を一覧でまとめました。千葉8/29、東京・群馬・新潟9/5など予選開幕日から、神奈川・石川・長野11/8の決勝日まで。予選が進むごとに代表校を随時更新します。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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