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【カターレ富山】残留争いから昇格争いへ、なぜ変わった?躍進は本物かデータで検証

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カターレ富山は残留争いから昇格争いへ、なぜ変わったのかをデータで検証する記事のアイキャッチ Jリーグ
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2025年のJ2で17位と残留争いをしていたカターレ富山が、2026/27シーズンは2位で昇格争いをしています(11月3日の第15節終了時点)。首位の新潟とは勝点1差で、J2は上位2クラブがJ1へ自動昇格します(J1クラブライセンスの条件あり)。

しかも、シュート数はJ2で1位なのに、決定力は12位です。なぜここまで変わったのか。その変化は本物なのか。2025年、百年構想リーグ、今季の3つの期間を同じ指標で比べて確かめます。

📌 この記事の数字について

今季の数字は第15節(11月3日)までです。全38節の約4割を終えたところなので、これからも動きます。

📘 この記事で使う言葉

  • xG(ゴール期待値):シュートごとの「得点になりやすさ」を足し合わせた数字。最近よく聞くサッカー用語でも解説しています
  • 被xG:相手に与えたシュートのxG。低いほど、危ない場面を作らせていません
  • 決定力(シュート成功率):シュートが得点になった割合
  • 百年構想リーグ:2026年2〜6月の特別大会。40クラブが4組に分かれ、富山はWEST-Aを1位で通過し、仙台とのプレーオフ決勝にPK戦で敗れて準優勝でした
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📊 3つの期間を数字で比べる

1試合あたり2025年百年構想リーグ2026/27
得点0.9(18位/20)1.9(3位/40)1.7(3位/20)
失点1.3(13位/20)1.2(19位/40)0.9(2位/20)
xG1.103(17位/20)1.708(3位/40)1.695(2位/20)
被xG1.388(15位/20)1.069(11位/40)1.137(4位/20)
シュート11.8本(16位/20)18.0本(1位/40)20.0本(1位/20)
被シュート13.8本(16位/20)11.8本(14位/40)12.3本(5位/20)
決定力7.6%(18位/20)10.6%(18位/40)8.3%(12位/20)
ボール支配率49.2%53.5%54.5%

出典:Football LAB「カターレ富山 シーズン比較」、Football LAB「ゴール期待値」。得点・失点・xG・決定力はオウンゴールを除きます。集計は2025年が38試合、百年構想リーグがプレーオフを含む20試合、今季が15試合です。支配率の平均は各試合の値から筆者が計算しました。

2025年は5月31日の試合から、小田切道治監督に代わって安達亮監督が指揮を執りました(小田切監督が16試合、安達監督が22試合)。表の「2025年」は2人の期間を合わせた数字です。

カターレ富山のxGと被xGの3期間の変化を示す折れ線グラフ
図1:xGと被xGの変化。百年構想リーグは対戦相手の顔ぶれが異なる点に注意(出典:Football LAB)

❓ ここで浮かぶ3つの疑問

  1. 決定力12位で2位なのは、運が良いだけでは?
  2. シュートが多いのは、質を気にせず打っているだけでは?
  3. 百年構想リーグの好成績は、J3のクラブが多い組だったからでは?

🎯 なぜ変わったのか:戦術とデータから読み解く

疑問1:決定力は質どおり、失点はxGより少ない

ポイントは、シュートの本数と、1本あたりの質を分けることです。xGをシュート数で割ると、1本がどれくらい得点になりやすい場面だったかが分かります。順位表の上位5クラブを並べました。

クラブ(順位)シュート1本あたりのxG決定力
新潟(1位)12.3本(15位)0.095(11位)11.4%(3位)
富山(2位)20.0本(1位)0.085(18位)8.3%(12位)
横浜FC(3位)15.9本(4位)0.103(5位)11.8%(2位)
大宮(4位)15.3本(5位)0.102(6位)11.8%(1位)
仙台(5位)16.5本(3位)0.101(7位)9.3%(9位)
J2の平均13.9本0.0968.9%

出典:Football LAB「チャンス構築率」、Jリーグ公式「J2順位表」、Football LABの試合レポートから筆者が計算(第15節まで)。1本あたりのxGにはPKも含みます。

J2全20クラブのシュート数と1本あたりのxGの散布図。富山はシュート数が最多で1本あたりのxGは平均以下
図2:シュートの本数と質。富山は本数が突出し、1本の質は平均以下(出典:Football LABの数字から筆者が作成)

📊 データが示す事実

  • 1本あたりのxG(0.085)と決定力(8.3%)は、ほぼ同じ数字です
  • 15試合のxG合計は約25.4で、実際の得点は25点(オウンゴールを除く)です
  • 被xGの合計は約17.1で、実際の失点は13点(同)です。xGどおりより約4点少ない計算です
  • 首位の新潟はシュート15位でも、21得点(同)でxG合計の約17.5を上回っています。富山とは逆に、決定力で勝点を積んでいる形です

💭 筆者の見解

決定力12位は「決める力が足りない」というより、打っているシュートの質どおりに決まっていると読むのが自然です。攻撃はxGとほぼ同じ得点なので、運だけで点を取っているとも言えません。

一方で、失点はxGより約4点少なくなっています。その中身は、後の守備の節で確かめます。

疑問2:本数が増えて、シュートの質は下がった?

Football LABの試合レポートにあるシュートの座標から、打った位置を集計しました。今季は第12節までと直近3試合に分けています。

シュート2025年今季:第12節まで今季:直近3試合J2平均(今季)
1試合の本数11.8本20.8本(1位)17.0本(4位)13.9本
1本あたりのxG0.0930.090(15位)0.059(20位)0.096
エリア内の本数6.4本12.0本(1位)7.0本(13位)8.5本
エリア外の割合45.4%42.2%58.8%39.0%
ゴールエリア内の割合6.7%4.4%(18位)0%6.7%
ゴールまでの平均距離18.2m18.2m19.8m17.5m

出典:Football LABの試合レポートのシュート座標から筆者が集計。ペナルティエリアとゴールエリアの大きさで分類しました。順位は同じ期間の全20クラブ中です。

📊 データが示す事実

  • 今季全体のエリア内シュートは1試合11.0本で1位です(J2平均は8.5本)
  • 今季全体では、エリア外の中央からのシュートが43.3%で3番目に多く(平均36.9%)、1本の質が平均を下回る一因と考えられます
  • 中央攻撃の指数は2025年の38(18位)から今季67(2位)に、敵陣ポゼッション(相手陣内で持って攻める形)の指数は49(10位)から70(1位)に上がりました。どちらもFootball LABの独自指標で、数字が大きいほどその形が多いことを示します

形も変わりました。2025年は4-4-2が中心(25試合)でしたが、百年構想リーグと今季の計35試合はすべて3-4-2-1です。クラブは安達亮監督の招聘理由に、前回在籍時のシュートの多さを挙げていました(ゲキサカ)。ただ、2025年の安達監督期は12.7本(小田切監督期は10.6本)で、大きく増えたのは百年構想リーグからです。

象徴的なのが、同じ18本を打った2試合です。第13節の札幌戦は、戦評によると前半から積極的にボールを奪いに行って相手陣内でのプレーを増やし、支配率は60.6%でした。それでもxGは1.04で、0-1で敗れました。第12節の大宮戦は支配率40.6%で、戦評によると後半に相手の高い最終ラインの裏を突いて連続得点し、xG1.87で3-0でした。

💭 筆者の見解

第12節までは、本数を約9本増やしても、1本の質はJ2平均の0.096は下回るものの、2025年の0.093からほとんど落ちていません。今季全体が0.085まで下がったのは、直近3試合でエリア外からのシュートが約6割に増えた影響が大きい数字です。ただ、3試合51本だけなので傾向とまでは言えません。

敵陣で持つ形が本数を支え、相手の背後を突く形が質を補っているようにも見えます。この見方は試合映像ではなく、戦評とデータから読んだものです。

疑問3:百年構想リーグはJ3相手だったから?

富山の対戦相手9クラブのうち、現在J2なのは新潟・徳島・今治の3つで、残り6つは現在J3です。ただ、90分の成績は現J2勢に4勝2分0敗、現J3勢に6勝3分3敗で、J3相手に稼いだとは言えません。今季も、現在1〜6位のクラブには3勝2分0敗です。2025年は最終順位1〜6位のクラブに2勝2分8敗でした。

守備の変化:手前で拾い、良い形で打たせない

富山はゴール前で耐えて守るチームではありません。ブロックとクリアはともにJ2で17位です。2025年から大きく伸びたのは、その手前のこぼれ球奪取とタックルです。相手の枠内シュートは減り、シュートを打たれる距離も遠くなりました。エリアへの進入は今季のJ2平均並みです。

1試合あたり2025年今季J2平均(今季)
こぼれ球奪取34.2回(14位)40.5回(3位)37.6回
タックル14.8回(18位)18.2回(5位)17.1回
相手の枠内シュート4.4本(18位)3.5本(3位)4.4本
相手のシュートの平均距離16.5m18.4m(2位)17.5m
相手のエリア進入13.2回11.6回(12位)11.6回
ブロック19.1回(9位)18.7回(17位)19.9回

出典:Jリーグ公式「クラブスタッツ」(こぼれ球奪取、タックル、ブロック、枠内シュート。2025年と2026/27)、Football LABの試合レポートから筆者が集計(距離、エリア進入、J2平均)。順位は全20クラブ中で、相手の項目は少ない順、距離は遠い順です。2025年の距離とエリア進入は全クラブを集計していないので、順位はありません。

Jリーグ公式の記録で、こぼれ球奪取は守備プレーのあとのボールに触れたプレー、タックルは相手のボールを足下から離したプレー、ブロックはシュートやパスを身体に当てて防いだプレーです。ブロックはパスも含むので、被シュートより多くなります。

失点はxGより約4点少ない計算ですが、ほとんどは磐田戦(被xG2.36で無失点)と仙台戦(2.13で無失点)の2試合です。残り13試合はほぼxGどおりでした。平尾駿輝選手のセーブ率は73%で、出場の少ないGKも含む一覧で9位タイです。良い数字ですが突出してはいません。Football LABのxGはシュートの距離や角度をもとにした数字で、DFの寄せやGKの位置は入っていません。運なのか、守備やGKの貢献なのかは、これだけでは分かりません。

💭 筆者の見解

手前でボールを拾い、良い形で打たせない守備と読めます。ボールを持つ時間が長いぶん、ブロックやクリアの機会が少ないという面もありそうです。これは試合映像で確かめたものではなく、データからの見方です。

もう一つの変化:補強した選手が主力に

2025年に一度もメンバー入りしていない選手を「新加入」として数えると、今季の出場時間の38.0%(百年構想リーグは34.1%)、オウンゴールを除く25得点のうち9得点を占めます。出場時間の上位11人のうち4人が新加入です。相手のシュートの平均距離は、2025年の16.5m(どちらの監督の時期も同じ)から百年構想リーグで17.8m、今季18.4mと変わりました。岡本將成選手(前所属:アルビレックス新潟)が百年構想リーグからDFで先発を続けている時期と重なります。ただ、他クラブとは比べていないので、どの程度効いたかまでは分かりません。

出典:Football LAB「移籍情報」、Football LABの試合レポートから筆者が集計。

⚖️ 勝ち方の中身を確かめる

項目2025年百年構想リーグ(18試合)2026/27(15試合)
90分の成績9勝10分19敗10勝5分3敗8勝4分3敗
先制した試合16/3510/179/14
先制時の成績9勝5分2敗8勝2分0敗7勝2分0敗
ホーム5勝4分10敗3勝5分1敗2勝4分2敗
アウェイ4勝6分9敗7勝0分2敗6勝0分1敗

出典:Football LAB「試合日程・結果」、Jリーグ公式「百年構想リーグ順位表」、Jリーグ公式データサイト。百年構想リーグの公式成績は13勝5敗(PK戦3勝2敗)で、この表ではPK戦を引き分けとして数えています。「先制した試合」の分母は0-0の試合を除きます。

今の順位を支える要素の一つが、先制した試合の負けにくさです。今季の先制9試合は5クラブ並びの最多で、勝点28のうち23点をここで取りました。今季の先制後無敗は富山を含めて8クラブありますが、安達監督の就任後は29試合(リーグ戦28、プレーオフ1)で22勝7分0敗です(百年構想リーグのPK戦は引き分けとして数えます)。今季のJ2全体では先制したチームの12.1%が負けているので、29試合なら3〜4敗する計算です。一方、先に失点した試合は3勝5分18敗(26試合)で、1試合の勝点0.54はJ2全体の0.56と同じ水準です。

今季15試合の富山のxGと被xGの推移を示す折れ線グラフ
図3:今季の試合ごとのxGと被xG。横軸の記号は勝敗で、○が勝ち、△が引き分け、●が負け(出典:Football LABの試合レポート)

直近3試合のxGは1.04、0.78、1.17で、平均1.00は連続する3試合で今季最も低い数字です。第12節までと比べると、支配率は53.4%から58.8%に、パス成功率は81.8%から84.0%に上がり、敵陣30mラインへの進入も51.3回から53.7回に増えています。一方で、ペナルティエリアへの進入は19.5回から15.0回に減りました。ボールはつなげても、ゴール前まで入りきれていない可能性があります。相手は札幌(7位)、新潟(1位)、仙台(5位)で、相手の強さの影響か、量が落ち始めたのかは、まだ分かりません。

📊 データが示す事実

  • ホームは1試合21.6本でxG1.79、アウェイは18.1本でxG1.59と内容はホームが上ですが、勝点はアウェイの2.57がJ2で1位、ホームの1.25は15位タイです。決定力の差(ホーム6.4%、アウェイ11.0%)が大きく、この差は百年構想リーグから続いています。2025年の勝点はホーム1.00、アウェイ0.95でほぼ同じでした
  • 失点14のうち5点がセットプレーからです。
  • 第2節の秋田戦の37本は今季最多で、途中から相手が数的不利でした。この試合を除いても、シュートは1試合18.8本で1位のままです

🩺 トレーナー視点:固定された先発と、終盤の交代

結論から言うと、公開データの範囲では、パス成功率に疲労の形は見えません。ただ、間隔の短いホームの試合ではxGが下がっていて、走行距離とスプリントも分からないので、疲労がないとまでは言えません。

筆者は育成年代のサッカー選手を見るトレーナーをしています。連戦のチームでまず見るのは、それまでの試合時間に加えて、走行距離とスプリント回数を時間帯ごとに並べたときに、特定の試合で極端に少なくなっていないかです。試合前と試合中の比較もします。ボールロストの回数やパス成功率の変化も、疲労度を見る材料になります。細かな痛みがあるかどうかも大切ですが、これは外からは分かりません。

J2の走行距離とスプリント回数は公開されておらず、ボールロストの回数も探した範囲では取得できませんでした。ここからは富山の内部情報ではなく、公開データからの見方です。

最初の15試合先発の入れ替え(前節比)出場時間の上位11人の割合
2025年(小田切監督)4.21人67.1%
2025年(安達監督)3.00人66.4%
百年構想リーグ3.86人65.6%
2026/271.29人77.2%

出典:Football LABの試合レポートから筆者が集計。試合数を揃えるため、各期間の最初の15試合で比べています。

📊 データが示す事実

  • 76分以降の得点と失点は、2025年が8-8、百年構想リーグ(18試合)が9-6、今季が7-0です。無失点はJ2で富山だけで、7得点はすべて途中出場の選手です
  • パス成功率は今季82.3%でJ2の1位です(2025年は77.7%)。中3日以下は81.4%、中4日以上は83.0%です。
  • 同じ安達監督のもとで、8〜9月の成績は2025年の0勝2分6敗から、今季は4勝2分2敗に変わりました

💭 筆者の見解

先発を固定すると連携は整いやすくなりますが、同じ選手に出場時間が集まるほど、負荷の変化には注意が必要です。パス成功率は戦い方でも変わるので、これだけでは決められません。

直近3試合のxG低下は、ホームでもアウェイでも起きていて、会場だけでは説明できません。3試合では、間隔や相手の影響も切り分けられません。百年構想リーグと今季を合わせると、中3日以下のxGはホームで1.45(中4日以上は1.86)に下がり、アウェイは1.60(同1.61、秋田戦を除く)で変わりません。どちらも中3日以下は5試合だけで、間隔はカップ戦を含みます。

短い間隔のホームでは、支配率が57.3%(中4日以上は53.1%)に上がる一方、エリア内シュートは9.0本(同11.7本)に減っています。ボールは持てても、ゴール前に入りきれていない形です。ただ、5試合だけで、疲労か相手の対策かは公開データでは区別できません。

富山で面白いのは、先発を固定しながら、終盤の得点を交代選手が担っている点です。中3日が続く11月25日のいわき戦と29日の湘南戦は、どちらもアウェイです。これまでアウェイでは、短い間隔でもxGは下がっていません。この2試合でも同じか、ペナルティエリアへの進入と、先発が交代する時間を見たいところです。

⚽ 得点シーンと注目選手

直近の2勝は、どちらもxGで相手を下回って勝った試合です。量だけでは語れないことが分かります。

  • 第14節 新潟戦(デンカビッグスワンスタジアム)3-2:xGは0.78対1.41。松岡大智選手33分、オウンゴール53分、途中出場の坪井清志郎選手が77分に勝ち越し
  • 第15節 仙台戦(富山県総合運動公園陸上競技場)1-0:xGは1.17対2.13。髙橋馨希選手68分。8月22日以来のホーム勝利でした

チーム最多は古川真人選手(FW)の5得点で、全15試合に先発しています。國武勇斗選手(MF)の3得点と坪井選手(FW)の2得点は、すべて途中出場からです。

出典:Jリーグ公式データサイト(得点者・時間)、Football LAB「シーズンサマリー」。富山の選手はJ2の注目選手の記事でも紹介しています。

🔮 まとめ:なぜ変わったのか、躍進は本物か

区分要素理由
本物に近いシュートとエリア内シュートの本数今季全体で20.0本と11.0本はどちらも1位で、xGも2位。ただ直近3試合のエリア内は7.0本で、J2平均の8.5本を下回る
本物に近い先制後の負けにくさ安達監督の就任後、先制した29試合で負けなし。今季の先制は5クラブ並びで最多の9試合
本物に近い得点の水準得点とxGの差がほぼ0で、決定力の高さに頼っていない
本物に近い相手のシュートを遠ざける守備平均距離は2番目に遠く、枠内シュートは3番目に少ない
言い切れない76分以降の7得点0失点J2で富山だけの無失点で、被シュートは1試合3.3本ある
言い切れないxGより約4点少ない失点ほとんどが磐田戦と仙台戦の2試合の差
言い切れないホームとアウェイの差縮むかもしれないが、全体の得点が増える根拠にはならない
注意直近3試合のxG連続する3試合で今季最低。相手の強さの影響かは不明
注意セットプレーの失点14失点中5点。分母はまだ小さい
伸びしろ先に失点した試合安達監督のもとで3勝5分18敗。J2全体と同じ水準で、上積みの余地がある

この表の区分は筆者の見解です。数字の出典は本文の各表のとおりです。

💭 筆者の見解

なぜ変わったのか。安達監督のもとで3-4-2-1に固定し、シュートの総量が増えたこと、相手に良い形で打たせなくなったことの2つが大きいと考えています。補強した選手が主力に加わったことも、後押しになった可能性があります。どれが一番効いたかまでは、データだけでは切り分けられません。

躍進は本物か。現時点の答えは、「土台は本物に近いが、勝ち方にはまだ確かめる余地がある」です。シュートの多さと先制後の強さは続いています。一方、76分以降の無失点と、2試合に偏った失点の少なさは、まだ言い切れません。直近3試合は本数はまだ多いものの、ゴール前に入る回数が減っています。

富山のこれから

年内の残りは7試合です。11月7日のサガン鳥栖戦(アウェイ)に始まり、12月12日の札幌戦(アウェイ)まで続きます。11月25日と29日の試合は、どちらも中3日です。

クラブの発表では、亀田歩夢選手(全治約10か月)、深澤壯太選手(全治約6か月)、チョン ウヨン選手(全治約6週間)が負傷しています。離脱者がいるなかで量を保てるかも、これからの見どころです。

最初の確認の場は、11月7日の鳥栖戦です。見るのは勝敗だけではありません。エリア内のシュートが戻るか、そしてその量が勝点につながるかです。

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