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【2026年度】全国85大学2478人の新入生はどの高校から来たか|藤枝明誠34人・青森山田33人、送り出し校652校の進路マップ

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2026年度 全国85大学の大学サッカー新入部員2478人の出身高校マップ サッカー入門
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こんにちは。

高校サッカーを見ていると、「あの選手は卒業してどこへ行ったんだろう」と気になることがあります。選手権で活躍した3年生も、県予選で負けた3年生も、多くは4月から大学のグラウンドに立っています。

この記事では、2026年4月に全国85の大学サッカー部へ入った1年生2,478人を、「どの高校・どのクラブから来たのか」で数え直しました。北海道から九州まで9つの地域をまたいで集めたので、「関東の大学に入るのはどんな高校か」だけでなく、関西は、東海は、九州は——と横に並べて比べられます。

高校の側から見れば「進路の地図」、大学の側から見れば「どこから選手を集めているかの地図」です。

📌 この記事でわかること
・全国2,478人のうち、高校の部活動から来たのが81.6%、クラブのユースから来たのが18.1%
・ユース出身の割合は関東の大学だけが21.1%と高く、東海は14.2%
・最も多く送り出したのは藤枝明誠(静岡)の34人、次いで青森山田(青森)の33人。ただし中身は正反対
関東の高校の85%は関東の大学へ。一方で中国地方の高校は7%しか地元に残らない
・送り出した高校は652校あり、そのうち355校(54.4%)は「1人だけ」
・同じ高校から同じ大学へ何人も進む「太いパイプ」

📊 先に、このデータの前提です
対象……2026年4月に大学サッカー部へ入った1年生。つまり2026年3月に高校を卒業した学年です
範囲……全国9地域・85大学2,478人
「前所属」……各大学サッカー部が公表している出身校名・クラブ名をそのまま使いました
・関東/関西/東海/北信越/九州/北海道/中国/四国は、原則として新入部員の全員です。東北の6大学だけは、東北大学サッカーリーグに登録されたメンバー(トップチーム)に限られます
・全国のすべての大学を集めきれたわけではありません。詳しくは記事の最後に書きました

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① 全国2,478人は、どこから来たのか

まず全体像です。前所属を「高校(部活動)」と「クラブのユース」に分けました。

ユースというのは、サッカークラブが持っているU-18(18歳以下)の育成チームのことです。選手は高校には通いますが、サッカーは学校の部活ではなくクラブでプレーします。浦和レッズユース、柏レイソルU-18といったチーム名で呼ばれます。Jリーグのクラブが大半ですが、三菱養和SCやFCトリプレッタのように、Jリーグに所属していないクラブの育成チームも含みます。

前所属人数割合
高校(部活動)2,023人81.6%
クラブのユース448人18.1%
海外の高校・非公表7人0.3%

大学サッカーの1年生は、5人に4人が高校の部活動出身でした。

ここからが本題です。同じ数え方を9つの地域それぞれに当てはめると、地域ごとの「集め方の違い」が出てきます。

地域大学新入生高校出身ユース出身ユース率
北海道132人23人9人28.1%
東北659人50人9人15.3%
関東341,110人869人234人21.1%
北信越7178人142人36人20.2%
東海10295人253人42人14.2%
関西19628人534人94人15.0%
中国243人39人4人9.3%
四国16人5人1人16.7%
九州5127人108人19人15.0%
全国852,478人2,023人448人18.1%

💡 ユース出身率は、関東だけが高い
人数の多い地域どうしで比べると、関東21.1%に対して関西15.0%東海14.2%。関東の大学は、ほかの地域よりユース出身者を1.4倍ほど多く抱えている計算になります。
この理由は⑥章のデータではっきりします。関東のクラブのユース出身者は、ほぼ全員が関東の大学に進んでいるからです。浦和レッズユースの13人は9大学に分かれましたが、そのうち11人が関東。ジェフユナイテッド市原・千葉U-18の11人にいたっては全員が関東の大学でした。
一方で北海道の28.1%と四国の16.7%は、母数がそれぞれ32人・6人と小さいので、割合が大きく振れます。参考程度に見てください。

なお、ここで言う「9地域」は大学サッカーのリーグ区分です。どの地域にどんなリーグがあり、どこが全国大会につながっているのかは、別記事で仕組みから解説しています。

【2026年最新】大学サッカーのリーグ構成がわかる入門ガイド|全国9地域の仕組みと総理大臣杯・インカレの違い
大学サッカーは全国9地域の独立したリーグでできています。関東は1部12チーム+下部リーグ、関西は4部まで、四国の1部は6チーム。総理大臣杯とインカレの違い、出場枠が関東10・四国1と偏る理由まで、はじめての方向けに整理しました。

② いちばん多く送り出した高校 TOP30

高校の部活動から進んだ2,023人を、出身校ごとに数えました。上位30校です。「進んだ大学」は、その高校の卒業生が何校の大学に分かれたか。「進学先の地域」は、その内訳です。

高校所在人数進んだ大学進学先の地域
藤枝明誠高校静岡34人14大学東海24・関東6・関西2・北信越1・中国1
青森山田高校青森33人21大学関東12・北信越8・関西6・東海4・東北3
前橋育英高校群馬27人16大学関東22・北信越3・東海2
東福岡高校福岡23人14大学関東11・関西9・九州2・中国1
立正大学淞南高校島根23人10大学関西17・九州2・中国2・関東1・北信越1
熊本県立大津高校熊本22人19大学関西8・関東7・九州6・東海1
尚志高校福島22人18大学関東19・北信越2・関西1
流通経済大学付属柏高校千葉22人15大学関東21・北海道1
興国高校大阪22人12大学関西9・関東5・中国4・東海3・九州1
静岡学園高校静岡21人14大学関東13・関西5・東海3
作陽学園高校岡山18人13大学関西12・東海3・関東2・北信越1
大阪学院大学高校大阪18人2大学関西18
矢板中央高校栃木17人12大学関東11・関西2・東海2・北信越1・東北1
西武台高校埼玉17人12大学関東16・東海1
飯塚高校福岡15人11大学関西6・関東3・九州3・中国2・北信越1
鹿島学園高校茨城14人8大学関東12・関西2
浜松開誠館高校静岡14人10大学関東5・東海4・関西3・九州1・北海道1
関東第一高校東京14人7大学関東14
帝京大学可児高校岐阜14人9大学東海9・関西5
堀越高校東京13人7大学関東13
日本大学藤沢高校神奈川13人9大学関東13
日本体育大学柏高校千葉13人10大学関東11・東海1・北信越1
神村学園高等部鹿児島13人12大学関東4・九州4・関西4・東海1
帝京長岡高校新潟13人12大学関東8・関西3・東海2
中央学院高校千葉13人9大学関東4・関西4・東海4・北信越1
阪南大学高校大阪13人6大学関西12・東海1
高川学園高校山口12人9大学関東4・関西4・東海1・九州1・北信越1・中国1
市立船橋高校千葉12人9大学関東12
桐生第一高校群馬12人10大学関東7・北信越4・東北1
桐蔭学園高校神奈川12人9大学関東12

💡 1位と2位で、中身がまるで違います
藤枝明誠(静岡)の34人は、34人中24人が東海の大学に進みました。内訳は常葉大7人・中部大7人・中京大4人と、地元の大学に固まっています。静岡の高校生が静岡・愛知・岐阜の大学へ、という近距離の動きです。
対して青森山田(青森)の33人は、21の大学・5つの地域にばらばらに散りました。最も多い進学先でも新潟医療福祉大の5人。関東12人、北信越8人、関西6人、東海4人、東北3人と、日本中に選手を送り出しています。
「送り出した人数」だけを見ると同じような強豪校ですが、進路の広がり方は正反対です。

もうひとつ目を引くのが、西日本の高校の存在感です。立正大学淞南(島根)23人熊本県立大津(熊本)22人興国(大阪)22人作陽学園(岡山)18人——関東の大学だけを見ていると、これらの高校の名前はあまり出てきません。

たとえば立正大学淞南の23人は、17人が関西の大学に進んでいます(大阪学院大4人、びわこ成蹊スポーツ大4人、阪南大4人ほか)。関東に来たのはわずか1人でした。

③ 「全国に散る高校」と「地元で完結する高校」

②の表で見えた違いを、もう少しはっきりさせます。10人以上を大学に送り出した46校について、卒業生が何地域に分かれたかの多い順に並べました。

地域数高校所在人数進学先の地域
6地域高川学園高校山口12人関東4・関西4・東海1・九州1・北信越1・中国1
5地域藤枝明誠高校静岡34人東海24・関東6・関西2・北信越1・中国1
5地域青森山田高校青森33人関東12・北信越8・関西6・東海4・東北3
5地域立正大学淞南高校島根23人関西17・九州2・中国2・関東1・北信越1
5地域興国高校大阪22人関西9・関東5・中国4・東海3・九州1
5地域矢板中央高校栃木17人関東11・関西2・東海2・北信越1・東北1
5地域飯塚高校福岡15人関西6・関東3・九州3・中国2・北信越1
5地域浜松開誠館高校静岡14人関東5・東海4・関西3・九州1・北海道1
5地域聖和学園高校宮城12人関東6・東海2・東北2・関西1・北信越1
5地域旭川実業高校北海道11人関東6・関西2・東海1・北海道1・東北1
4地域東福岡高校福岡23人関東11・関西9・九州2・中国1
4地域熊本県立大津高校熊本22人関西8・関東7・九州6・東海1
4地域作陽学園高校岡山18人関西12・東海3・関東2・北信越1
4地域神村学園高等部鹿児島13人関東4・九州4・関西4・東海1
4地域中央学院高校千葉13人関東4・関西4・東海4・北信越1
4地域米子北高校鳥取12人関西7・関東2・中国2・九州1
4地域丸岡高校福井11人関東5・北信越3・東海2・関西1
4地域豊川高校愛知10人東海6・関西2・関東1・中国1
4地域AIE国際高校兵庫10人関西5・関東2・北信越2・東海1
3地域前橋育英高校群馬27人関東22・北信越3・東海2
3地域尚志高校福島22人関東19・北信越2・関西1
3地域静岡学園高校静岡21人関東13・関西5・東海3
3地域日本体育大学柏高校千葉13人関東11・東海1・北信越1
3地域帝京長岡高校新潟13人関東8・関西3・東海2
3地域桐生第一高校群馬12人関東7・北信越4・東北1
3地域鹿児島城西高校鹿児島12人関西6・九州4・関東2
3地域大阪桐蔭高校大阪12人関西6・東海4・関東2
3地域習志野高校千葉11人関東9・東海1・北信越1
2地域流通経済大学付属柏高校千葉22人関東21・北海道1
2地域西武台高校埼玉17人関東16・東海1
2地域鹿島学園高校茨城14人関東12・関西2
2地域帝京大学可児高校岐阜14人東海9・関西5
2地域阪南大学高校大阪13人関西12・東海1
2地域東山高校京都12人関西10・関東2
2地域近畿大学附属高校大阪12人関西11・関東1
2地域近江高校滋賀12人東海7・関西5
2地域桐光学園高校神奈川11人関東10・北信越1
2地域岡山学芸館高校岡山11人関西8・関東3
2地域花巻東高校岩手10人東北7・関東3
1地域大阪学院大学高校大阪18人関西18
1地域関東第一高校東京14人関東14
1地域堀越高校東京13人関東13
1地域日本大学藤沢高校神奈川13人関東13
1地域市立船橋高校千葉12人関東12
1地域桐蔭学園高校神奈川12人関東12
1地域昌平高校埼玉11人関東11

👀 1地域と6地域が、同じ表に並びます
高川学園(山口)は12人しか送り出していないのに、関東・関西・東海・九州・北信越・中国の6地域すべてに散りました。12人で6地域は、この表でただ1校です。
反対に関東第一(東京)14人・堀越(東京)13人・日本大学藤沢(神奈川)13人・市立船橋(千葉)12人・桐蔭学園(神奈川)12人は、全員が関東の大学。1人も外に出ていません。
大阪学院大学高校(大阪)の18人にいたっては、17人が系列の大阪学院大学へ。進んだ大学はわずか2校でした。
進学先が1地域だけで完結した7校のうち、6校までが関東の高校です。関東は大学サッカー部の数がそもそも多いので、外に出なくても行き先が足りてしまう——という事情がありそうです。

この「散らばり」は、上位校だけの話ではありません。3人以上を送り出した206校で見ると、1地域だけに送った高校が68校、2地域が71校、3地域以上に散った高校が67校でした。おおよそ3分の1ずつです。

高校のある地域に、何%が残るのか

同じ46校を、今度は高校がどこにあるかでまとめ直します。その地域の高校を出た選手のうち、何%が同じ地域の大学に進んだかを見ます。

高校のある地域対象人数同じ地域の大学へ地元残留率
関東232人198人85%
関西111人76人68%
東海93人46人49%
九州85人19人22%
東北77人12人16%
北信越24人3人12%
北海道11人1人9%
中国76人5人7%

💡 関東85%、中国7%
関東の高校を出た232人のうち、198人(85%)が関東の大学に進みました。関西の高校も68%が関西に残ります。一方で中国地方の高校を出た76人のうち、中国の大学に進んだのは5人(7%)だけ。北海道9%、北信越12%、東北16%も同じ傾向です。
ただし、この数字は「大学の数」にかなり引っ張られています。この記事が対象にした85大学のうち34が関東、19が関西です。中国は2大学、四国は1大学しか入っていません。中国地方の高校生に地元志向がないのではなく、そもそも近くに受け皿が少ない、と読むほうが正確です。
それでも「関東と関西の高校は地元で完結し、それ以外の地域の高校は選手を送り出す側にまわる」という大きな流れは、はっきり出ています。

④ 652校のうち、355校は「1人だけ」

②③で名前が挙がるのは、どうしても人数の多い高校です。しかし実際の分布は、そのイメージとかなり違います。

2,023人の高校出身者が通っていた高校は、全部で652校。その内訳がこちらです。

送り出した人数高校数合計人数全体に占める割合
1人355校355人17.5%
2人91校182人9.0%
3人54校162人8.0%
4人30校120人5.9%
5人28校140人6.9%
6人15校90人4.4%
7人10校70人3.5%
8人12校96人4.7%
9人11校99人4.9%
10人以上46校709人35.0%
合計652校2,023人100%

📊 半分以上の高校は「1人だけ」です
355校(全体の54.4%)が、大学サッカー部に送り出した卒業生は1人だけでした。2人以下まで広げると446校(68.4%)になります。
一方で10人以上を送り出した46校が、2,023人のうち709人を占めています。高校数では7.1%の学校が、人数では35.0%を送り出している計算です。
強豪校がまとまって送り出す一方で、全国に散らばる「1人だけ」の高校が数のうえでは主役——というのが、大学サッカーの新入生の実像です。

⑤ 同じ高校から同じ大学へ——太いパイプ

同じ高校から同じ大学へ4人以上が進んだ組み合わせを抜き出しました。高校とクラブユースの両方を対象にしています。

人数前所属進学先
17人大阪学院大学高校(大阪)大阪学院大学
10人近畿大学附属高校(大阪)近畿大学
7人藤枝明誠高校(静岡)常葉大学
7人藤枝明誠高校(静岡)中部大学
7人福岡大学附属若葉高校(福岡)福岡大学
7人阪南大学高校(大阪)阪南大学
6人流通経済大学付属柏高校(千葉)流通経済大学
6人京都サンガF.C.U-18立命館大学
6人ブラウブリッツ秋田U-18札幌大学
5人慶應義塾高校(神奈川)慶應義塾大学
5人堀越高校(東京)拓殖大学
5人関東第一高校(東京)拓殖大学
5人立命館守山高校(滋賀)立命館大学
5人青森山田高校(青森)新潟医療福祉大学
4人湘南ベルマーレU-18産業能率大学
4人駒澤大学高校(東京)駒澤大学
4人東海大学付属高輪台高校(東京)東海大学
4人湘南ベルマーレU-18中央学院大学
4人鹿島学園高校(茨城)明治学院大学
4人前橋育英高校(群馬)明治学院大学
4人拓殖大学紅陵高校(千葉)城西国際大学
4人モンテディオ山形ユース共栄大学
4人立教新座高校(埼玉)立教大学
4人矢板中央高校(栃木)拓殖大学
4人星槎国際高校(通信制)拓殖大学
4人滝川高校(兵庫)甲南大学
4人立正大学淞南高校(島根)大阪学院大学
4人立正大学淞南高校(島根)びわこ成蹊スポーツ大学
4人藤枝明誠高校(静岡)中京大学
4人日本文理大学附属高校(大分)日本文理大学
4人セレッソ大阪U-18阪南大学
4人作陽学園高校(岡山)阪南大学
4人立正大学淞南高校(島根)阪南大学
4人近江高校(滋賀)京都橘大学
4人芦屋学園高校(兵庫)芦屋大学
4人東海大学付属札幌高校(北海道)札幌大学
4人興国高校(大阪)広島経済大学

💡 上位に並ぶのは、附属校からの内部進学です
大阪学院大学高校→大阪学院大学17人近畿大学附属高校→近畿大学10人福岡大学附属若葉高校→福岡大学7人阪南大学高校→阪南大学7人、流通経済大学付属柏→流通経済大学6人、慶應義塾→慶應義塾大学5人、立命館守山→立命館大学5人。
目立つのは、この内部進学が西日本のほうがはっきりしていることです。関東の附属校(流通経済大付属柏6人、慶應義塾5人、駒澤大学高校4人、立教新座4人)に比べ、関西の大阪学院大学高校17人・近畿大学附属10人は桁がひとつ違います。
系列ではない組み合わせでは、藤枝明誠→常葉大7人・中部大7人・中京大4人堀越→拓殖大5人関東第一→拓殖大5人ブラウブリッツ秋田→札幌大6人が目を引きます。

拓殖大学は堀越5人・関東第一5人・矢板中央4人・星槎国際4人と、4つの高校から4人以上を迎えています。新入部員87人は全国で2番目に多く、特定の高校と太いつながりを持ちながら人数を確保していることが分かります。

⑥ クラブユース出身の448人は、どこへ行ったか

高校の部活動ではなく、クラブのユースから大学に進んだ選手が448人います。出身は95のクラブ。上位20チームです。

クラブ人数進んだ大学進学先の地域
ブラウブリッツ秋田U-1816人10大学北海道6・北信越4・関東2・東海2・関西1・東北1
湘南ベルマーレU-1815人9大学関東13・関西1・東海1
浦和レッズユース13人9大学関東11・関西2
柏レイソルU-1812人10大学関東10・関西2
モンテディオ山形ユース11人7大学関東9・北信越1・東北1
ベガルタ仙台ユース11人8大学関東6・東北3・北信越2
ジェフユナイテッド市原・千葉U-1811人6大学関東11
V・ファーレン長崎U-1811人9大学関西4・東海3・関東2・九州1・北海道1
名古屋グランパスU-1810人8大学関東4・関西3・東海3
奈良クラブユース10人9大学関西8・関東1・東海1
三菱養和SCユース9人8大学関東9
カターレ富山U-189人9大学関東6・関西1・東海1・九州1
FC町田ゼルビアユース9人7大学関東9
横浜FCユース9人7大学関東8・北信越1
FC東京U-189人8大学関東9
鹿島アントラーズユース9人6大学関東9
愛媛FC U-189人6大学関西4・東海4・関東1
北海道コンサドーレ札幌U-189人7大学関東7・北信越1・北海道1
ジュビロ磐田U-189人6大学東海6・関東1・北信越1・関西1
アルビレックス新潟U-188人6大学関東5・関西2・北信越1

👀 関東のクラブは残り、地方のクラブは散ります
ジェフユナイテッド市原・千葉U-18は11人全員が関東。FC町田ゼルビア、三菱養和SC(東京)、FC東京、鹿島アントラーズも9人全員が関東の大学でした。関東は大学の数が多いので、わざわざ外へ出る必要がありません。
反対に地方のクラブは全国に散ります。ブラウブリッツ秋田(秋田)の16人は北海道6人・北信越4人・関東2人・東海2人・関西1人・東北1人と6地域へ。Vファーレン長崎(長崎)の11人も関西4人・東海3人・関東2人・九州1人・北海道1人と、地元の九州に残ったのはたった1人でした。
これが①で見た「関東だけユース率が高い」という現象の中身です。

📋 このデータについて

集計に使ったのは、各大学サッカー部が公表している新入部員名簿です。対象にした85大学は以下のとおりです。

地域大学数人数大学(新入部員数)
北海道132人札幌大32
東北659人東北学院大23、東北大16、東日本国際大6、富士大5、仙台大5、八戸学院大4
関東341,110人東京国際大100、拓殖大87、明治学院大69、流通経済大55、立教大51、順天堂大50、筑波大48、中央学院大45、亜細亜大42、共栄大39、国士舘大37、東京農業大35、産業能率大31、慶應義塾大31、作新学院大30、専修大29、城西大29、東海大27、上武大26、青山学院大24、日本大22、早稲田大22、城西国際大21、中央大20、駒澤大19、桐蔭横浜大18、立正大17、神奈川大14、東洋大14、明治大13、法政大13、國學院大學12、関東学院大11、東京学芸大9
北信越7178人新潟医療福祉大40、金沢学院大40、福井工業大27、松本大19、新潟産業大18、北陸大17、新潟経営大17
東海10295人常葉大55、中京大54、静岡産業大43、中部大34、四日市大30、愛知学院大25、日本福祉大16、名城大15、名古屋産業大14、岐阜協立大9
関西19628人阪南大75、大阪学院大69、びわこ成蹊スポーツ大64、立命館大40、近畿大39、関西国際大36、大阪産業大35、甲南大32、桃山学院大29、芦屋大29、関西大28、京都橘大27、関西福祉大27、京都産業大20、関西学院大17、京都先端科学大17、大阪体育大16、追手門学院大16、大阪経済大12
中国243人広島経済大22、IPU・環太平洋大21
四国16人高知大6
九州5127人九州産業大37、九州国際大28、日本文理大27、福岡大21、鹿屋体育大14

⚠️ 数字を読むときの注意
① 全国のすべての大学は網羅していません。名簿を公表していない大学、サイトが閲覧できなかった大学は入っていません。日本体育大学(関東)、山梨学院大学(関東)、同志社大学(関西)などが該当します。中国・四国・北海道は特に大学数が少なく、地域の実態を代表する数字ではありません。
② 東北の6大学だけ数え方が違います。他の地域が新入部員の全員であるのに対し、東北は東北大学サッカーリーグに登録されたメンバー(トップチーム)に限られます。1大学あたりの人数を他地域と比べることはできません。
③ 「前所属」は各大学の表記のままです。「大津高校」と「熊本県立大津高校」のように書き方が違うものは同じ高校としてまとめましたが、表記のゆれを完全に吸収できているとは限りません。
④ 進路が公表されていない選手は入っていません。実際には、これより多くの3年生が大学でサッカーを続けています。

📝 まとめ

全国85大学2,478人の新入生マップ(2026年度)
・高校の部活動出身が81.6%、クラブのユース出身が18.1%
・ユース出身率は関東21.1%に対し関西15.0%・東海14.2%。関東のユース勢はほぼ全員が関東の大学へ
・最多は藤枝明誠34人(うち24人が東海)、次いで青森山田33人(21大学5地域に分散)
・地元残留率は関東85%・関西68%に対し、中国7%・北海道9%
・送り出した652校のうち355校は1人だけ。10人以上の46校で35.0%を占める
大阪学院大学高校→大阪学院大学17人など、西日本の附属校の内部進学が目立つ

進路の向きは、その高校がどこにあるかで大きく変わります。関東と関西の高校は地元の大学で完結しやすく、それ以外の地域の高校は選手を外に出す側にまわる。そのうえで青森山田や高川学園のような一部の高校だけが、全国に選手を散らしています。

この記事は「2026年度の1年生がどこから来たか」を記録したものです。彼らが4年後にどこへ行くのかは、また別の話になります。その時にこのデータを見返せるよう、残しておきます。

そもそも大学サッカーはどういう仕組みなのか——全国9地域のリーグ構成と、総理大臣杯・インカレの違いは以下にまとめています。

【2026年最新】大学サッカーのリーグ構成がわかる入門ガイド|全国9地域の仕組みと総理大臣杯・インカレの違い
大学サッカーは全国9地域の独立したリーグでできています。関東は1部12チーム+下部リーグ、関西は4部まで、四国の1部は6チーム。総理大臣杯とインカレの違い、出場枠が関東10・四国1と偏る理由まで、はじめての方向けに整理しました。

関東の大学に入った新入生1,113人を、大学の側から数えた記事はこちらです。大学ごとの集め方の違いや、「高校の所在地は出身地ではない」という話を詳しく書いています。

【2026年度】関東の大学サッカー部に入った新入生1113人はどこから来たか|34大学の前所属を全部数えた
関東大学サッカーリーグ34大学の2026年度新入部員1113人について、出身高校・Jクラブユースを全員ぶん集計しました。プレミアでもプリンスでもない高校の出身が65.9%。送り出し校ランキング、出身地域の分布、大学ごとの傾向まで、各大学の公式サイトをもとにまとめています。

第104回選手権に出場した選手の進路を、選手ごとに紹介した記事はこちらです。

2025年度・第104回全国高校サッカー選手権大会に出場した選手たちの進路を一挙紹介
第104回全国高校サッカー選手権大会に出場した48の代表校の選手たち。そんな選手たちの高校卒業後の進学先をまとめました。大会優秀選手の進路の紹介を皮切りに、各大学ごとに分けて紹介しています。

第105回選手権の都道府県予選の日程は、こちらでまとめています。

【2026年9月〜11月】第105回全国高校サッカー選手権 都道府県予選 日程・代表校まとめ【随時更新】
第105回全国高校サッカー選手権の47都道府県予選の日程と代表校を一覧でまとめました。千葉8/29、東京・群馬・新潟9/5など予選開幕日から、神奈川・石川・長野11/8の決勝日まで。予選が進むごとに代表校を随時更新します。

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