1998年フランス大会で初出場を果たしてから2026年北中米大会まで、サッカー日本代表は8大会連続でFIFAワールドカップに出場しています。本記事では、全8大会・29試合の結果・得点者・印象的な瞬間を、2026年北中米大会の結末まで完全保存版でまとめました。日本サッカー28年の歩みを、データと記憶でたどります。
- 日本代表のW杯全8大会・29試合の結果一覧(1998〜2026・全大会完結)
- 各大会の監督・成績・全試合の対戦相手とスコア・得点者
- 通算成績(勝敗・得失点・最高成績)
- 歴代の名場面・印象的なゴール・PK戦の悲喜こもごも
- 2026年北中米大会の結果と、またも届かなかった”初のベスト8″
日本代表のW杯 全8大会 早見表

通算成績(1998〜2026/29試合)
| 出場回数 | 8大会連続(1998〜2026) |
|---|---|
| 通算成績 | 8勝 8分 13敗(29試合/PK決着は引き分け) |
| 得失点 | 33得点 / 38失点(-5) |
| 最高成績 | ベスト16 × 4回(2002/2010/2018/2022) |
| 決勝T進出 | 5回(2002/2010/2018/2022/2026) ※2026年は48カ国制で新設されたラウンド32敗退 |
| 最多得点者 | 本田圭佑 4G(アジア人最多/3大会連続得点) ※2026年の最多は鎌田大地・上田綺世の各2G |
| 最多出場大会 | 長友佑都 5大会連続(2010〜2026)/日本人初・アジア人初 |
| 最多試合出場 | 長友佑都 16試合(2026年大会終了時点) ※2026年スウェーデン戦での出場は39歳286日、日本人のW杯最年長記録 |
個人記録の詳細は歴代W杯日本代表 個人記録ランキングで完全集計しています。
各大会の振り返り
🇫🇷 1998 フランス大会|初出場、3戦全敗の悔しい滑り出し
悲願のW杯初出場——日本サッカーの夢が叶った大会。岡田武史監督のもと、中田英寿・中山雅史・カズ落選で話題となった23名で挑むも、グループHで3戦全敗と厳しい現実を突きつけられました。ジャマイカ戦の中山雅史によるW杯本大会日本人初ゴールが唯一の収穫。
| 節 | 対戦 | 結果 | 得点者 |
|---|---|---|---|
| GS1 | vs アルゼンチン | 0-1 ● | — |
| GS2 | vs クロアチア | 0-1 ● | — |
| GS3 | vs ジャマイカ | 1-2 ● | 中山雅史 |
🇯🇵🇰🇷 2002 日韓大会|自国開催で初のベスト16
初の自国開催という大舞台。フィリップ・トルシエ監督のもと、中田英寿・小野伸二・稲本潤一の中盤トリオを軸にグループ首位通過で初のベスト16進出。ベルギー戦では鈴木隆行のトラップシュートと稲本潤一のミドル弾で2-2、ロシア戦は稲本ゴールで悲願のW杯初勝利、チュニジア戦は2-0完勝。決勝トーナメント1回戦のトルコ戦で0-1敗退も、日本サッカー史に残る大会。
| 節 | 対戦 | 結果 | 得点者 |
|---|---|---|---|
| GS1 | vs ベルギー | 2-2 △ | 鈴木隆行・稲本潤一 |
| GS2 | vs ロシア | 1-0 ◯ | 稲本潤一(W杯初勝利) |
| GS3 | vs チュニジア | 2-0 ◯ | 森島寛晃・中田英寿 |
| R16 | vs トルコ | 0-1 ● | — |
🇩🇪 2006 ドイツ大会|「ジーコジャパン」の失意
ジーコ監督のもと”黄金世代”を擁して臨むも、初戦オーストラリア戦で終盤8分間に3失点という悪夢の逆転負け(中村俊輔の先制点も実らず)。クロアチア戦は0-0、ブラジル戦は玉田圭司の先制弾こそ生んだが1-4の大敗。勝点1のみでグループL敗退、世代交代の必要性を浮き彫りにした大会。
| 節 | 対戦 | 結果 | 得点者 |
|---|---|---|---|
| GS1 | vs オーストラリア | 1-3 ● | 中村俊輔 |
| GS2 | vs クロアチア | 0-0 △ | — |
| GS3 | vs ブラジル | 1-4 ● | 玉田圭司 |
🇿🇦 2010 南アフリカ大会|岡田ジャパン奇跡の決勝T進出
大会直前まで批判の的だった岡田武史監督の守備的シフトが見事にハマった大会。初戦カメルーン戦は本田圭佑のゴールで先制1-0勝、デンマーク戦は本田・遠藤の伝説的なFKと岡崎弾で3-1快勝。見事グループE2位で海外開催初のベスト16進出。決勝トーナメント1回戦のパラグアイ戦は0-0のままPK戦に突入、駒野友一のキックがクロスバーを叩いて3-5敗退。
| 節 | 対戦 | 結果 | 得点者 |
|---|---|---|---|
| GS1 | vs カメルーン | 1-0 ◯ | 本田圭佑 |
| GS2 | vs オランダ | 0-1 ● | — |
| GS3 | vs デンマーク | 3-1 ◯ | 本田圭佑・遠藤保仁・岡崎慎司 |
| R16 | vs パラグアイ | 0-0 PK3-5 ● | — |
🇧🇷 2014 ブラジル大会|下馬評を裏切る屈辱のGL敗退
ザッケローニ監督のもと”史上最強”と期待されていたが結果は惨敗。コートジボワール戦は本田圭佑の先制弾もドログバ投入から逆転される1-2敗北。ギリシャ戦0-0、コロンビア戦は岡崎慎司ゴール後に立て続けに失点し1-4。勝点1のみでグループC最下位、攻撃的サッカーの限界を露呈した大会。
| 節 | 対戦 | 結果 | 得点者 |
|---|---|---|---|
| GS1 | vs コートジボワール | 1-2 ● | 本田圭佑 |
| GS2 | vs ギリシャ | 0-0 △ | — |
| GS3 | vs コロンビア | 1-4 ● | 岡崎慎司 |
🇷🇺 2018 ロシア大会|「14秒の悲劇」と紙一重のベスト8
本大会2か月前に解任されたハリルホジッチに代わり、西野朗監督の急造体制で挑むもチームは奇跡的にまとまった大会。コロンビア戦は香川PKと大迫ヘッドで日本人初のW杯南米勢撃破。セネガル戦は乾貴士・本田圭佑のゴールで2-2追いつき。ポーランド戦終盤の”パス回し”でフェアプレーポイント突破で論争を呼んだ。決勝T1回戦のベルギー戦は原口・乾のゴールで2-0リードするも、最後の14秒のカウンターで失点し2-3敗退——史上最高のベスト8まであと一歩の悲劇。
| 節 | 対戦 | 結果 | 得点者 |
|---|---|---|---|
| GS1 | vs コロンビア | 2-1 ◯ | 香川真司(PK)・大迫勇也 |
| GS2 | vs セネガル | 2-2 △ | 乾貴士・本田圭佑 |
| GS3 | vs ポーランド | 0-1 ● | — |
| R16 | vs ベルギー | 2-3 ● | 原口元気・乾貴士 |
🇶🇦 2022 カタール大会|”死の組”突破とPK戦の再来
森保一監督2大会目(前回は東京五輪指揮)。ドイツ・スペインと同居する“死の組”と評されたグループEで、初戦ドイツ戦は0-1の劣勢から堂安・浅野の連続弾で逆転2-1勝。コスタリカ戦は0-1で取りこぼすも、運命のスペイン戦は堂安律・田中碧(”三笘の1mm”アシスト)の連続弾で2-1勝、グループE首位通過の快挙。決勝T1回戦のクロアチア戦は前田大然先制も追いつかれ、PK戦で1-3敗北。
| 節 | 対戦 | 結果 | 得点者 |
|---|---|---|---|
| GS1 | vs ドイツ | 2-1 ◯ | 堂安律・浅野拓磨 |
| GS2 | vs コスタリカ | 0-1 ● | — |
| GS3 | vs スペイン | 2-1 ◯ | 堂安律・田中碧 |
| R16 | vs クロアチア | 1-1 PK1-3 ● | 前田大然 |
クロアチア戦のPK戦の詳細は日本代表 W杯PK戦データ分析で深掘りしています。
🇺🇸🇨🇦🇲🇽 2026 北中米大会|ブラジルに先制するも、ラウンド32で散る
森保一監督3大会目。48カ国に拡大した新フォーマットでの初開催でした。初戦のオランダ戦は2度リードを許しながら中村敬斗・鎌田大地のゴールで2度追いついて2-2。第2戦のチュニジア戦は開始4分に鎌田大地が日本のW杯史上最速ゴールを決め、上田綺世の2得点などで4-0と快勝しました。スウェーデン戦は前田大然が先制するも1-1。1勝2分・勝点5でグループF2位通過です。
新設されたラウンド32(48カ国制で増えた決勝トーナメント1回戦)の相手は、グループC首位のブラジル。前半29分に佐野海舟が代表初ゴールで先制し、後半にカゼミーロに追いつかれたあとも粘りましたが、後半アディショナルタイムにマルティネッリに決められて1-2。3大会連続で決勝トーナメントに進みながら、悲願のベスト8にはまたも届きませんでした。
| 節 | 対戦 | 結果 | 得点者 |
|---|---|---|---|
| GS1 | vs オランダ | 2-2 △ | 中村敬斗・鎌田大地 |
| GS2 | vs チュニジア | 4-0 ◯ | 鎌田大地・上田綺世2・伊東純也 |
| GS3 | vs スウェーデン | 1-1 △ | 前田大然 |
| R32 | vs ブラジル | 1-2 ● | 佐野海舟 |
対戦相手の顔ぶれはグループF徹底解説に、2026年代表26名がどこで育ったかは育成遍歴記事にまとめています。
そして日本代表は、すでに2030年に向けて動き出しています。森保一監督は2027年のアジアカップまで指揮を執り、その後を大岩剛監督が引き継ぐ体制です。W杯後の招集メンバー・試合結果は、こちらの記事で追いかけています。

個人記録の詳細は歴代W杯日本代表 個人記録ランキングで集計しています。
日本代表W杯 名場面BEST8
- 2018 ベルギー戦 原口・乾の連続ゴール(2-0先制)——史上初のベスト8まであと14秒
- 2022 ドイツ戦 堂安律→浅野拓磨の逆転劇——強豪ドイツから歴史的勝利
- 2022 スペイン戦 “三笘の1mm” アシスト→田中碧の決勝弾——VARで認められた奇跡
- 2026 ブラジル戦 佐野海舟の代表初ゴール——王国から奪った先制点、あと一歩だったラウンド32
- 2010 デンマーク戦 本田・遠藤の連続FK——海外開催初のベスト16進出
- 2002 ロシア戦 稲本潤一の決勝点——W杯初勝利の瞬間
- 1998 ジャマイカ戦 中山雅史のW杯日本人初ゴール——苦い初出場で見せた光
- 2002 チュニジア戦 中田英寿のヘディング弾——グループH首位通過を決めた一撃
まとめ
1998年フランス大会の初出場から28年。日本代表は8大会連続出場・ベスト16進出4回と着実にW杯の常連国としての地位を確立してきました。しかしベスト8の壁は、2026年北中米大会でもまだ越えられませんでした——2018年ベルギー戦の14秒、2010・2022のPK戦敗退、そして2026年はブラジルから先制しながらの後半アディショナルタイム。いずれも紙一重の悔しさです。
次は2030年、ワールドカップ100周年の大会。森保一監督から大岩剛監督へバトンが渡り、新しい4年はもう始まっています。”新しい景色”はまだ、この先にあります。
📖 W杯全22大会のレジェンドを総括する保存版
1930年から2026年までのW杯全22大会・レジェンド1000人を網羅したワールドサッカーダイジェスト特別号もおすすめです。本記事の歴代データとあわせて読むと、W杯の歴史がさらに立体的に楽しめます。


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