こんにちは!!!
今回は、Jリーグの秋春開催移行問題についてです。
現在Jリーグは「2ー3月開始・11ー12月終了」という春秋制を採用しています。
しかし、現在世界最高峰と呼ばれているヨーロッパ各国のリーグでは、
「7ー8月開始・5ー6月終了」という秋春制が採用されています。
これを日本もヨーロッパに合わせて秋春制に移行することで・・・
- 夏場の試合を極力減らし選手の生命の危険を減らす
- 欧州へ選手の移籍を行いやすくする
- 日本代表の強化を行いやすくする
などの目的があるとされています。
2023年現在は、2026ー27シーズンからの移行を目指しているとされています。
この秋春制に関しては、
雪国のクラブにとっては、大きな問題として挙がっているのが実情となっています。
今回こちらの記事では・・・
- 各地域(ヨーロッパ、北中南米、アジア・オセアニア、アフリカ)で春秋制、秋春制を取り入れている国を分けて紹介しています。
- 秋春制のメリット・デメリット
興味ある方は是非ご覧ください。
ヨーロッパ
春秋制
ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、エストニア、ラトビア、リトアニア、ベラルーシ、アイスランド、アイルランド、フェロー諸島、カザフスタン、ジョージア
*全体的に北に位置している国が多いです
秋春制
イングランド、スペイン、イタリア、フランス、ポルトガル、ドイツ、スコットランド、ベルギー、スイス、オランダ、トルコ、ロシア 等
*欧州の主要リーグはほぼ秋春制
北中南米
春秋制
アメリカ、カナダ、ハイチ、ブラジル、ボリビア、チリ、コロンビア、エクアドル、パラグアイ、ペルー、ウルグアイ
*南米はアルゼンチン以外の国は全て春秋制となっています。
秋春制
アルゼンチン、コスタリカ、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、メキシコ、パナマ、ニカラグア
南米では唯一アルゼンチンのみ。他は中米。
アジア・アセアニア
春秋制
日本、韓国、中国
秋春制
カタール、サウジアラビアなどの中東勢、タイ、オーストラリア
*日本等の東アジアの多くは春秋制となっているが、タイやオーストラリアは秋春制となっています。中東勢はほぼ秋春制となっています。
アフリカ
秋春制
ほぼ全ての国で秋春制を採用している
秋春制のメリット・デメリット
Jリーグが秋春制に移行するとどんなメリット・デメリットがあるのか簡単にまとめました。
メリット
- 夏の暑い時期の試合を回避でき、パフォーマンス向上が見込める
- 欧州主要リーグへの移籍がしやすい(欧州主要リーグは秋春制の為)
- 移籍しやすいとともに、シーズン途中で主力選手が抜けることが減る
- 海外の有力選手も、日本への移籍がしやすくなる
- AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の日程とマッチする
- 日本代表の国際試合の日程とマッチするため、マッチメークを組みやすい
デメリット
- 雪による試合開催不可
- 春秋制に比べ中断期間が長くなるため、日程が過密になりやすい
- 寒さによる集客の低下
- 新卒選手の入団時期がシーズン途中になる
- 寒い時期は選手の怪我のリスクが高まると言われている
- スタジアムや練習場にヒーターなどの寒さ対策が必要になる(費用面)
それぞれのメリット・デメリットは以上になります。
現在Jリーグではこの問題を踏まえながら、秋春制へ移行しようとしています。
今後の動向にも注意していきましょう。
Jリーグ 秋春制導入の最新の動向
2023年12月14日
Jリーグの実行委員会では、この「秋春制」へのシーズン移行の賛否についての意思表明の投票を行った。
その結果、「2026-27シーズンからシーズン移行を実施することを決め、残された課題を継続検討していく」が52クラブ、
「現段階ではシーズン移行を決めない。数ヶ月の検討期間を目安として、継続検討を行う」が7クラブ、
「シーズン移行を実施しない。継続検討を行わない」が1クラブとなった。
これによって、シーズン移行の賛成クラブが過半数を超えた。この結果を踏まえ、2023年12月19日に開催される理事会において、最終決定を行う予定となっています。
2023年12月19日
「2026‐27シーズンからシーズン移行を実施し、残された課題を継続検討していく」ことを決定。
これにより、2026-27シーズンは、2026年8月1週頃に開幕、12月2週頃の試合後から2027年2月3週頃の試合までをウインターブレーク期間とし、2027年5月最終週頃に閉幕となります。
まとめ
今回はの記事では、以下を紹介しました。
- 各地域(ヨーロッパ、北中南米、アジア・オセアニア、アフリカ)で春秋制、秋春制を取り入れているをそれぞれ紹介
- 日本における秋春制のメリット・デメリット
秋春制、春秋制については様々な議論がなされています。
私、サッカー脳としては秋春制と、春秋制のどちらになっても日本サッカーを応援しきますので、皆さんも是非一緒に応援していきましょう!!
その他にも様々な記事を書いております。
興味ある方は是非併せてご覧ください!!!
以上!!!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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