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【国スポ サッカー少年男子】都道府県選抜は高校とクラブどっちが多い?|2013年からの12大会・約4,600人の所属を数えた【高2の早生まれは約2割】

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国スポ サッカー少年男子 2013〜2026年の都道府県選抜の登録選手の所属と高2の早生まれ サッカー入門
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こんにちは。

国民スポーツ大会(国スポ)のサッカー少年男子は、都道府県ごとの選抜チームで戦う大会です。高校1年生が中心で、中学3年生も出られます。

では、その選抜メンバーは高校のサッカー部の選手と、Jクラブなどのユース(クラブチーム)の選手、どちらが多いのか。県によって選び方は違うのか。

国スポ公式の試合速報サイトと、日本サッカー協会(JFA)公式サイトのチーム紹介から、2013〜2026年の12大会、のべ約4,600人の登録選手の所属と生まれ月、出場時間・得点を数えました。

結果は、12大会を通して「高校とクラブがおおむね半々、やや高校が多い」(12大会中10大会で高校が上)。そして毎年、登録選手の約2割が「高校2年生の早生まれ」でした。一方で、早生まれが多いチームほど勝ち上がる、という関係は見られませんでした。

📌 この記事でわかること
・登録選手は高校の部活とクラブのユースのどちらが多いか(2013〜2026年・12大会の推移)
・2026年の出場24都道府県それぞれの内訳
・「1チーム中心」の県と「混成」の県(青森は12大会すべてで青森山田が中心、など)
・同じ県どうしで比べると、クラブの選手は増えているか
・クラブの選手と高校の選手で、出場時間と得点に差はあるか(11大会)
・選手は中学時代にどこでプレーしていたか(10大会)
・高校2年生の「早生まれ」が毎年約2割いること(12大会の生まれ月のデータ)
・早生まれが多いチームほど勝てるのか(11大会・264チームの結果)

大会の日程・組み合わせ・結果は、こちらの記事でまとめています。

【2026年10月開催】第80回 国民スポーツ大会(サッカー競技)少年男子(U-16)|出場24都道府県・日程・会場・結果まとめ【随時更新】
高校1年生年代の主要大会の一つとして知られている、国民スポーツ大会(サッカー競技)少年男子(U-16)。今回はその大会概要と最新試合結果などを一挙紹介します。
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📊 使ったデータと数え方

国スポの公式の試合速報サイトは、2026年の大会トップから過去の大会へさかのぼると、2013年(東京国体)まで見られます。各試合のスタートリストから選手名を押すと、生年月日・所属チームなどが載った選手ページが開きます。2020年(鹿児島)は延期、2021年(三重)は中止で、大会がありません(2023年までの大会名は「国民体育大会(国体)」)。

ただし、年によって載っている情報が違うため、足りない部分はJFA公式のチーム紹介(選手一覧)で補いました。

大会生年月日所属チーム
2013〜2019年
2022年
速報サイトの選手ページ速報サイトの選手ページ
2023年速報サイト
(ページは空。アドレスの日付)
JFA公式のチーム紹介
2024年速報サイト
(ページは空。アドレスの日付)
JFA公式のチーム紹介
2025・2026年速報サイトの選手ページJFA公式のチーム紹介

※選手ページが空の年は、選手ページのアドレスに入っている生年月日を使いました。2025・2026年で確かめると、アドレスの日付とページの生年月日は760人中750人で一致し、学年の区分まで変わるのは3人でした。2014年(16人)と2018年(山形県の16人など31人)も一部の選手ページが空で、その選手は所属を数えていません。速報サイトで数えたのは、スタートリストに名前が入った選手です(各年379〜384人)。

所属チームは、次の3つに分けて数えました。

区分意味
高校高校のサッカー部(中高一貫校の高等部・高専・中等教育学校も含む)
クラブJクラブのユースなどU-18のクラブチーム。Jクラブ以外のクラブ(三菱養和SCユース、JFAアカデミー福島など)は毎年数人だけです
中学生U-15のクラブや中学校に所属している中学3年生

※出場時間・得点(④)と中学時代のチーム(⑤)は、年によって載っている場所が違うため、使ったデータを各章の注記に書いています。2024〜2026年の所属はJFA公式の選手一覧の数字です(2026年は10月12日時点。大会中に登録が増えたチームもあります)。2025年の選手一覧は所属が「いまの所属/中学時代のチーム」の形なので、前半で区分しています。所属が空欄の選手は「不明」にしています(2024年に2人、2026年に2人)。

① 12大会の所属|高校とクラブはおおむね半々

大会
開催地・人数
高校クラブ中心の県の数
高校/クラブ/半々
2013年
東京・384人
56.5%42.7%13/10/1
2014年
長崎・368人
63.3%34.8%15/7/2
2015年
和歌山・381人
55.1%41.5%13/8/3
2016年
岩手・382人
58.6%39.3%15/6/3
2017年
愛媛・384人
51.6%46.1%12/10/2
2018年
福井・353人
53.3%43.1%11/9/3
2019年
茨城・384人
47.7%51.0%8/14/2
2022年
栃木・379人
45.9%52.0%7/14/3
2023年
鹿児島・384人
51.0%47.7%9/14/1
2024年
佐賀・385人
51.9%44.7%9/12/3
2025年
滋賀・382人
53.9%44.2%10/11/3
2026年
青森・385人
52.7%46.0%11/11/2

※人数は所属を数えた選手の数。残りは中学生(毎年3〜13人)と所属不明です。太字は高校とクラブの多いほう。右端の列は、16人の半分を超える選手がどちらの所属かで各チームを分けたものです(2018年は所属の分からない山形県を除く23チーム)。

2013〜2018年は高校が5〜6割(いちばん多かった2014年は63.3%)で、クラブ中心の県は6〜10でした。それが2019年と2022年はクラブが5割を超え、クラブ中心の県は2019〜2023年に14まで増えています。2023年以降は高校が5割強に戻り、クラブ中心の県も12→11→11と減って、2026年は高校中心と11ずつで並びました。直近3大会(2024〜2026年)の合計では、高校が52.9%、クラブが45.0%です。

ただし、国スポは毎年出場する都道府県が入れ替わります。クラブ中心の県(北海道・大阪・佐賀など)が多く出た年はクラブの割合が上がるので、全体の数字だけで「クラブの選手が年々増えている」とは言えません。12大会を通して、高校とクラブがおおむね半々、やや高校が多いという形が続いています(同じ県どうしで比べた結果は③で見ています)。

② 2026年 出場24都道府県の内訳

2026年の24チームです。都道府県名を押すと、JFA公式のチーム紹介ページ(選手一覧)が開きます。

都道府県人数高校クラブ中学生いちばん多い所属所属
チーム数
北海道16691北海道コンサドーレ札幌U-18
(7人+U-15 1人)
6
青森県16151—青森山田高校
(14人)
3
秋田県160151ブラウブリッツ秋田U-18
(15人+U-15 1人)
2
山形県16511—モンテディオ山形ユース
(11人)
3
茨城県17610—水戸ホーリーホックユース
(7人)
5
千葉県16133—流通経済大学付属柏高校
(9人)
4
神奈川県16016—横浜F・マリノスユース
(7人)
4
山梨県16124—山梨学院高校
(6人)
4
新潟県15123—新潟明訓高校
(6人)
3
富山県1688—カターレ富山U-18
(8人)
4
長野県16313—松本山雅FC U-18
(10人)
4
岐阜県16151—帝京大学可児高校
(8人)
6
静岡県16124—静岡学園高校
(7人)
7
京都府1688—京都サンガF.C. U-18
(8人)
4
大阪府16214—ガンバ大阪ユース
(7人)
4
和歌山県16160—初芝橋本高校
(7人)
5
鳥取県16106—ガイナーレ鳥取U-18
(6人)
5
岡山県16160—岡山学芸館高校
(10人)
4
愛媛県160151FC今治U-18
(8人)
3
高知県16160—高知高校
(7人)
6
福岡県17511—アビスパ福岡U-18
(8人)
5
佐賀県16313—サガン鳥栖U-18
(13人)
4
長崎県16511—V・ファーレン長崎U-18
(11人)
5
鹿児島県16151—神村学園高等部
(10人)
4

※出典:JFA公式「第80回国民スポーツ大会(サッカー競技)チーム紹介(少年男子)」(10月12日時点)。茨城県と福岡県は大会中に1人ずつ増えて17人、新潟県は15人です。茨城・福岡で増えた2人は所属が空欄のため、表の高校・クラブ・中学生のどれにも入れていません。

クラブ中心は北海道・秋田・山形・茨城・神奈川・長野・大阪・愛媛・福岡・佐賀・長崎、高校中心は青森・千葉・山梨・新潟・岐阜・静岡・和歌山・鳥取・岡山・高知・鹿児島。富山と京都は8人ずつの半々でした。

③ 「1チーム中心」の県と「混成」の県

16人のうち10人以上が同じチームの選手だった県は、12大会でのべ100チームありました。3回以上あった県です。

都道府県中心になったチーム10人以上
(出場した大会)
人数
青森県青森山田高校12/12大会14〜16人
福島県尚志高校9/10大会10〜16人
佐賀県サガン鳥栖U-189/9大会10〜15人
広島県サンフレッチェ広島F.Cユース8/10大会10〜13人
北海道北海道コンサドーレ札幌U-187/12大会10〜13人
京都府京都サンガF.C. U-185/11大会10〜11人
宮城県ベガルタ仙台ユース5/9大会10〜12人
愛知県名古屋グランパスU-184/9大会10〜12人
茨城県鹿島アントラーズユース4/8大会10〜12人
群馬県前橋育英高校4/5大会11〜14人
兵庫県ヴィッセル神戸U-183/8大会10〜12人
長崎県V・ファーレン長崎U-183/5大会10〜11人

※北海道コンサドーレ札幌は、2016年に名前が変わる前の「コンサドーレ札幌」の年も含めています。

青森は12大会すべてで青森山田が中心で、そのうち8大会は16人全員が青森山田の選手でした。福島の尚志、佐賀のサガン鳥栖U-18、広島のサンフレッチェ広島F.Cユースも、出場するたびにほぼ毎回中心になっています。

1回だけの例では、2022年の新潟は16人全員が帝京長岡、2026年の秋田は16人全員がブラウブリッツ秋田の選手でした(U-18が15人、U-15が1人)。

反対に、所属チームがいちばん多かったのは2016年の東京都(12チーム)、2024年の東京都(10チーム)、2022年の静岡県(10チーム)、2022年の東京都(10チーム)、2019年の滋賀県(10チーム)。強豪校やJクラブが1つに集中していない県では、何チームもの選手を組み合わせて選抜を作っています。

同じ県で比べると、クラブの選手は少し増えている

①で書いたとおり、年ごとの割合は出場する県の顔ぶれに左右されます。そこで、前半の6大会(2013〜2018年)と後半の6大会(2019〜2026年)に、どちらも3回以上出場した22都道府県だけで、クラブの選手の割合を比べました。

都道府県2013〜2018年2019〜2026年差
愛媛県46.9%
(4大会)
84.1%
(4大会)
+37
熊本県16.2%
(5大会)
47.9%
(3大会)
+32
石川県30.6%
(4大会)
60.4%
(3大会)
+30
愛知県44.4%
(4大会)
67.1%
(5大会)
+23
岡山県15.9%
(4大会)
35.9%
(4大会)
+20
福岡県32.3%
(6大会)
46.2%
(4大会)
+14
富山県37.5%
(3大会)
47.9%
(3大会)
+10
兵庫県48.8%
(5大会)
58.3%
(3大会)
+10
広島県62.8%
(5大会)
70.0%
(5大会)
+7
京都府53.8%
(5大会)
59.6%
(6大会)
+6
佐賀県74.5%
(3大会)
80.2%
(6大会)
+6
東京都75.0%
(3大会)
78.8%
(5大会)
+4
神奈川県86.2%
(5大会)
89.1%
(4大会)
+3
千葉県45.5%
(3大会)
47.6%
(4大会)
+2
青森県0.0%
(6大会)
1.0%
(6大会)
+1
北海道59.1%
(6大会)
59.4%
(6大会)
+0
福島県8.9%
(5大会)
6.2%
(5大会)
-3
新潟県26.3%
(6大会)
20.6%
(4大会)
-6
宮城県62.5%
(5大会)
54.7%
(4大会)
-8
大阪府77.9%
(6大会)
67.7%
(6大会)
-10
茨城県62.9%
(4大会)
52.3%
(4大会)
-11
静岡県73.6%
(6大会)
48.8%
(5大会)
-25

※割合は、その期間に出場した大会の登録選手を合計して、クラブの選手が何%かを出したものです。差はポイント(太字は5ポイント以上増えた県)。

22都道府県のうち16でクラブの選手の割合が上がり、22都道府県を合わせると46.6%→53.8%になっていました。同じ県どうしで比べると、クラブの選手は少しずつ増えています。ただし、新潟・宮城・大阪・茨城・静岡のように5ポイント以上下がった県もあり、県によって流れは違います。

④ 出場時間と得点はクラブの選手が多め(11大会)

2013〜2022年は速報サイトの「試合経過」(得点者と交代の時間)とスタートリスト(先発と控え)から、2023〜2025年はJFA公式の選手一覧から、選手ごとの出場時間と得点を数えました(試合は70分)。

大会クラブの
人数の割合
クラブの
得点の割合
高校の
出場時間
クラブの
出場時間
2013年
東京
42.7%65.8%81分127分
2014年
長崎
34.8%56.2%102分115分
2015年
和歌山
41.5%51.0%101分108分
2016年
岩手
39.3%49.3%80分129分
2017年
愛媛
46.1%48.1%88分123分
2018年
福井
43.1%56.1%88分118分
2019年
茨城
51.0%75.0%72分118分
2022年
栃木
52.0%62.5%90分103分
2023年
鹿児島
47.7%86.5%66分130分
2024年
佐賀
44.7%73.0%76分121分
2025年
滋賀
44.2%66.0%85分114分

※出場時間は1人あたりの合計(大会全体)。得点はオウンゴールなど選手に付かない得点を除いています。2013〜2022年の出場時間は、交代の時間から計算しました(ハーフタイムの交代は35分、延長戦のある試合は90分で計算)。2013〜2022年の得点は、チームごとの合計が試合のスコアと全試合で一致することを確かめています。2014年・2018年は所属の分からない選手を除いています。

11大会すべてで、クラブの選手は人数の割合より多くの得点を取り、1人あたりの出場時間も高校の選手より長くなっていました。得点の割合は48〜86%で、いちばん高かったのは2023年の86.5%です。

ただし、クラブ中心の県が勝ち進んで試合数が多かっただけ、ということもありえます。そこで同じチームの中で比べ直しました。高校とクラブの選手が両方いるチームのうち、クラブの選手のほうが1人あたりの出場時間が長かったのは、11大会合計で223チーム中162チーム(72.6%)でした。チームの中でもクラブの選手のほうが長く出ている傾向はありますが、高校の選手もほとんどが試合に出ていて、出場した選手の割合は区分による違いがあまりありません。

※2026年(青森大会)の出場時間・得点は、大会が終わってから追記します。

⑤ 中学時代はどこにいた?(10大会)

速報サイトとJFA公式の選手一覧には、多くの年で「所属チーム/前所属チーム」が載っています。前所属=中学時代のチームを、いまの所属ごとに分けました(中学生の選手を除く)。前所属が載っていない2022年と2024年を除く10大会です。

大会クラブの選手
Jクラブ出身
高校の選手
街クラブ出身
高校の選手
Jクラブ出身
高校の選手
部活出身
2013年
東京
68.9%
うち同じクラブ67.1%
59.9%24.0%16.1%
2014年
長崎
75.8%
うち同じクラブ70.3%
53.2%24.0%22.7%
2015年
和歌山
78.5%
うち同じクラブ73.4%
56.2%25.7%18.1%
2016年
岩手
76.0%
うち同じクラブ74.0%
50.9%28.6%20.5%
2017年
愛媛
72.9%
うち同じクラブ65.5%
56.1%26.8%17.2%
2018年
福井
67.1%
うち同じクラブ59.9%
60.1%18.6%21.3%
2019年
茨城
77.0%
うち同じクラブ74.5%
53.6%24.6%21.9%
2023年
鹿児島
79.8%
うち同じクラブ77.6%
53.1%30.1%16.8%
2025年
滋賀
75.3%
うち同じクラブ64.5%
64.4%19.0%16.6%
2026年
青森
71.0%
うち同じクラブ65.3%
66.5%16.3%17.2%

※「Jクラブ出身」=Jクラブのジュニアユース(U-15)出身、「部活出身」=中学校の部活出身。中学時代のチームは名前で区分しました(Jクラブの下部組織=Jクラブのジュニアユース、学校名=中学校の部活、それ以外=街クラブ。JFAアカデミー福島は街クラブに入れています)。2013〜2019年・2025・2026年は速報サイト、2023年はJFA公式の選手一覧です。

クラブ(ユース)の選手は、毎年67〜80%がJクラブのジュニアユース出身で、60〜78%は同じクラブのジュニアユースからそのまま上がった選手です。高校の選手は51〜67%が街クラブ出身で、Jクラブのジュニアユース出身も16〜30%います。この形は10大会を通してほとんど変わっていません。

中学校の部活出身の高校生は、10大会合計で388人中227人(58.5%)が、青森山田中→青森山田高、神村学園中等部→神村学園高等部のように同じ学校の中学から上がった選手でした。

Jクラブのユースに入った1年生全体の出身は、こちらの記事で726人分を数えています。

【2026年度】Jクラブユース1年生726人はどこから来たか|中学の部活から入れたのは1.9%、51クラブの入口データ
J1〜J3の60クラブのユースに入った2026年度の1年生726人の前所属を集計しました。自前ジュニアユースからの昇格60.2%、街のクラブチーム32.2%、中学の部活はわずか1.9%。51クラブ中42クラブは中学の部活出身がゼロです。

⑥ 生まれ月で見ると|高2の「早生まれ」が毎年約2割

国スポ少年男子に出られるのは、学年ではなく生まれた日で決まっています。2026年なら2010年1月1日〜2012年4月1日生まれ。つまり高校1年生と中学3年生に加えて、高校2年生でも1月1日〜4月1日生まれ(早生まれ)なら出場できます。

この決まり方は2013年から同じです(2013〜2019年は選手ページに学年も載っていて、生まれた日から計算した学年と全員一致しました)。12大会の選手の生年月日から、高2の早生まれが何%いたかを数えました。

大会全体高校の選手クラブの選手
2013年
東京
14.8%
(57/384人)
18.4%10.4%
2014年
長崎
17.7%
(68/384人)
24.0%7.0%
2015年
和歌山
23.4%
(89/381人)
34.8%10.1%
2016年
岩手
19.6%
(75/382人)
29.0%6.7%
2017年
愛媛
19.5%
(75/384人)
29.3%9.6%
2018年
福井
20.8%
(80/384人)
27.1%12.5%
2019年
茨城
17.4%
(67/384人)
24.6%11.2%
2022年
栃木
15.3%
(58/379人)
23.6%8.6%
2023年
鹿児島
16.8%
(64/381人)
24.6%8.8%
2024年
佐賀
17.1%
(65/381人)
27.1%5.9%
2025年
滋賀
18.5%
(70/379人)
24.9%11.4%
2026年
青森
21.1%
(81/383人)
33.5%7.4%

※割合は、その区分の選手のうち高校2年生の早生まれ(1月1日〜4月1日生まれ)が何%かです。4月1日生まれは早生まれ(前の学年)として数えています。

高2の早生まれは、どの年も登録選手の14.8〜23.4%(およそ4〜7人に1人)。いちばん多かったのは2015年(和歌山)で、2026年の21.1%はそれに次ぐ多さです。

そして12大会すべてで、高校の選手のほうがクラブの選手より高2の早生まれの割合が高くなっていました(高校18.4〜34.8%、クラブ5.9〜12.5%)。高校の選手は3〜5人に1人が高2の早生まれなのに、クラブの選手は1割前後です。都道府県別では、2026年は和歌山10人、山梨9人、鳥取8人が高2の早生まれでした。反対に、2026年の鹿児島・長野・愛媛は0人です。

高1だけで見ても、4〜6月生まれが多い

高1の選手4〜6月7〜9月10〜12月1〜3月
(早生まれ)
2013年
東京
42.6%26.5%22.2%8.6%
2014年
長崎
47.2%26.2%16.1%10.5%
2015年
和歌山
47.7%31.9%11.1%9.3%
2016年
岩手
47.2%27.1%14.7%11.0%
2017年
愛媛
48.0%28.3%13.7%10.0%
2018年
福井
44.5%32.1%12.8%10.7%
2019年
茨城
45.2%30.1%16.7%8.0%
2022年
栃木
46.0%30.4%15.3%8.3%
2023年
鹿児島
41.2%28.0%21.9%9.0%
2024年
佐賀
39.8%32.9%18.4%8.9%
2025年
滋賀
38.7%28.8%21.5%10.9%
2026年
青森
43.8%31.8%13.7%10.7%

同じ高1の中では、4〜6月生まれが毎年38.7〜48.0%、早生まれ(1〜3月)は8.0〜11.0%で、12大会ずっと変わっていません。学年の早い時期に生まれた選手が多いという傾向は、Jクラブユース1年生のデータ(4〜6月生まれが49.6%、早生まれは8.6%)と同じです。

⑦ 高2の早生まれが多いチームほど勝てる?

高2の早生まれは、ほかの選手より学年が1つ上です。では、早生まれが多いチームほど勝ち上がっているのか。大会が終わっている2013〜2025年の11大会・264チームの結果と突き合わせました。

どこまで
勝ち上がったか
チーム数高2の
早生まれ
人数
(平均)
1回戦で敗退8819.8%3.1人
2回戦で敗退8818.0%2.9人
ベスト84417.1%2.7人
ベスト4
(3位・4位)
2217.1%2.7人
準優勝1017.5%2.8人
優勝1216.1%2.6人

※試合結果は速報サイトの各ラウンドのページ、2024年(速報サイトの結果ページが空)はJFA公式の日程・結果を使いました。2026年は大会中のため入れていません。

早生まれが多いチームほど勝ち上がる、という形にはなっていません。優勝した12チームの平均は16.1%で、むしろいちばん少ないくらいです(2015年は神奈川と福岡の両県優勝)。ただし差は小さく、「少ないほうが勝つ」とも言えない程度です。

試合ごとに見ても、高2の早生まれが多いほうのチームが勝ったのは105試合、負けたのは117試合でした(同じ人数の試合が41)。優勝チームの早生まれも0〜5人とばらばらで、2014年の神奈川県は0人で優勝しています。

考えられるのは、所属の違いです。勝ち上がったチームほどクラブの選手が多く、16人のうちクラブの選手の割合は、ベスト4以上のチームが平均59.6%、1回戦で負けたチームは36.1%でした。そして⑥のとおり、クラブの選手には高2の早生まれが少ない。そのため、勝ち上がったチームほど早生まれが少なめに見えている、と考えられます。いずれにしても、都道府県選抜の勝ち負けは、早生まれの人数では決まっていないと言えそうです。

📋 このデータについて

・出典は国スポの公式の試合速報サイト(2013〜2026年)と、JFA公式サイトの「チーム紹介(少年男子)」(2023年・2024年・2025年・2026年)です。年ごとに使ったデータは「📊 使ったデータと数え方」の表のとおりです。
・生年月日は学年と生まれ月の集計にだけ使い、個人の情報は載せていません。
・選手個人の名前は載せていません。
・所属チーム名の書き方(全角・半角、「〜高」「〜高校」など)はそろえてから数えています。
・2026年は大会中のため、登録選手が変わる可能性があります。

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📝 まとめ

国スポ少年男子の都道府県選抜は、2013〜2026年の12大会を通して高校とクラブがおおむね半々、やや高校が多い形が続いています。2019・2022年はクラブが5割を超えましたが、同じ県どうしで比べると、22都道府県のうち16でクラブの選手の割合が少し上がっています。県ごとに見ると、1チームの選手でほぼ固める県もあれば、10チーム以上から集める県もあります。

試合では、11大会すべてで、クラブの選手が人数の割合より多くの得点を取り、出場時間も長くなっていました。中学時代のチームは、クラブの選手の7〜8割がJクラブのジュニアユース、高校の選手の5〜7割が街クラブで、この形も10大会を通してほとんど変わっていません。

高2の早生まれは毎年約2割いて、12大会すべてで高校の選手に多い傾向でした。ただし、早生まれが多いチームほど勝ち上がる、という関係は見られませんでした。

2026年の出場時間・得点と大会結果は、大会が終わったあとに追記します。

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