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【第105回】高校サッカー選手権 都道府県予選は県でこんなに違う|開幕132日差・東京だけ2代表

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全国高校サッカー選手権大会
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こんにちは。

第105回全国高校サッカー選手権の都道府県予選が、いよいよ本格的に始まります。

47都道府県で一斉に同じ大会が行われている——と思われがちですが、実際に47県ぶんの要項を並べてみると、仕組みが県によってまるで違いました。開幕日は132日開き、参加規模には8倍以上の差があり、そもそも「予選」の数え方すら統一されていません。

自分の県の日程を調べるときにも役立つので、その違いを整理してみます。

📌 この記事でわかること
・予選の開幕日が県によって132日も違う理由
6月から予選が始まっていた県があること
・1段階の県と2段階(1次予選・2次予選)の県
266チームの都と32校の県——参加規模の差
・シード校が登場する時期の違い
東京だけ2代表、大阪は高校総体を兼ねる、という制度上の例外

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① 開幕日が「132日」違う

いちばん早い県と遅い県で、予選のスタートが132日ずれています

予選のスタート
最も早い千葉6月7日(1次トーナメント)
神奈川・福岡6月13日(1次予選)
北海道8月23日(札幌地区予選)
東京・群馬・新潟・愛知・広島・大阪9月5日
埼玉9月6日
茨城9月11日
秋田・山形・兵庫・宮崎10月3日
最も遅い青森・三重・山梨・大分10月17日

千葉が動き出した6月7日の時点で、青森や三重はまだ4か月以上先です。全国大会(12月28日開幕)は全県共通なので、県によって予選にかける期間がまったく違うことになります。

⚠️ ニュースの「◯月開幕」にはご注意を
「千葉予選が8月29日に開幕」と報じられることがありますが、これは2次トーナメントの開幕日です。1次トーナメントは6月7日にもう始まっていました。
同じように神奈川の「9月26日開幕」も2次予選、福岡の「9月26日開幕」も2次トーナメントの日程です。「開幕」という言葉がどの段階を指しているかは県によって違います。

💡 なぜここまで違うのか
大きいのは参加校数会場の確保です。参加が100校を超える県は、6月や9月から始めないと11月中旬までに終わりません。一方、参加校が少なく週末に集中開催できる県は10月からでも間に合います。
加えて、各県の高体連が独自に要項を決めているため、地区予選をどこまで「予選」に含めるかも県ごとの判断になっています。

② 5か月かけて戦う県がある

開幕が早い県は、そのぶん予選期間そのものが長くなります。千葉の要項を見ると、その長さがよく分かります。

千葉県大会の日程期日
1次トーナメント6/7・13・14・20・21(予備日7/4・5)
2次トーナメント8/29・30、9/5・6・12・13・19・20(予備日9/21・22)
決勝トーナメント10/17・18・24・25・31、11/1・8・15

6月7日から11月15日まで、5か月以上。夏をまたいで3つの段階を勝ち抜かないと全国大会にはたどり着けません。

ほかにも、秋に入る前から予選が動いていた県があります。

夏までに終わっていた段階秋に行われる段階
神奈川1次予選 6/13〜6/282次予選 9/26〜11/8
福岡1次予選 6/13〜7/5
(27校は免除)
2次トーナメント 9/26〜
決勝トーナメント(16校)10/17〜
長崎地区予選(7〜8月)
8/29にプレーオフ
県大会 10/17〜11/8
北海道札幌地区予選 8/23・29・30全道大会 10/16〜11/8

⚠️ 自分の学校がどの段階から出るのかを確認してください
神奈川では29校がシードで1次予選(148チーム)を免除されており、その学校にとっての初戦は9月26日です。同じ県の中でも、学校によって「予選の初日」が3か月以上違うことになります。

③ 1段階・2段階・3段階の県がある

予選を1次・2次に分けている県と、最初から1つのトーナメントで戦う県があります。

方式中身
3段階千葉1次トーナメント(6月)→ 2次トーナメント(8〜9月)→ 決勝トーナメント(10〜11月)
福岡1次予選(6〜7月)→ 2次トーナメント(9月〜)→ 決勝トーナメント(16校・10/17〜)
大阪1次予選(9/5〜)→ 2次予選(9/19〜)→ 中央トーナメント(10/18〜)
2段階東京266チームを34ブロックに分けて1次予選(9/5〜9/22)→ 各ブロック優勝34校が10月の2次予選へ
神奈川1次予選148チーム→通過20校+シード29校の計49校で2次予選
埼玉1次予選(25ブロック)の各優勝校+シード校で決勝トーナメント
静岡1次トーナメント9/19〜10/17 → 決勝トーナメント10/24〜11/14
広島1次トーナメント9/5〜9/20 → 決勝トーナメント10/18〜11/8
兵庫予選ラウンド10/3〜 → 決勝ラウンド10/24〜
1段階岩手32校のトーナメント
秋田10/3・10・12・17・24の5日間で完結
佐賀10/4・18・31の3日程

2段階・3段階にしているのは、参加校が多い県が中心です。一度に全校を同じトーナメントに入れると試合数が膨れ上がるため、ブロックに分けて絞り込んでから本戦を行っています。

④ 参加規模が桁違い

公表されている数字を並べると、県による差の大きさがよく分かります。

参加規模内訳
東京266チーム34ブロックに分けて1次予選(9/5〜9/22)
神奈川177チーム1次予選148チーム+2次予選シード29校
埼玉125チーム25ブロックに分けて1次予選
栃木61校53チーム合同チームを含む
兵庫決勝ラウンド56チーム
※総数は非公表
予選ラウンド勝者40+予選免除8校。予選ラウンドの参加数は公表されていません
愛媛52校43チーム合同チームを含む
奈良32校27チーム合同チームを含む
岩手32校1つのトーナメントで完結

東京の266チームと岩手の32校では8倍以上の開きがあります。東京は1次予選だけで9月5日から22日までかかり、そこを勝ち抜いた34チームがようやく2次予選に進みます。

💡 「シードで免除される学校」も規模の裏返しです
神奈川は29校、福岡は27校が1次予選を免除されています。参加が多い県ほど、上位校を後半から登場させないと日程が組めません。
逆に岩手のように32校で完結する県では、1回戦から全チームが同じトーナメントで戦います。

👀 愛媛の「52校43チーム」に注目
校数とチーム数が違うのは、部員数が足りない学校が合同チームを組んでいるからです。同じパターンは栃木(61校53チーム)奈良(32校27チーム)にも見られます。少子化の影響で単独チームを組めない学校が増えており、こうした表記は年々目にする機会が増えています。
選手権は合同チームでも出場できる大会です。人数が少ない学校にも道が開かれています。

⑤ シード校が登場する時期

強豪校がいつ初戦を迎えるかも、県によって大きく違います。

シード校の扱い
埼玉昌平・西武台などのシード校は1次予選を免除され、決勝トーナメントから登場
愛媛シード校は10/17・18の4回戦から。第1シードの今治東・新田は10/24の準々決勝が初戦
神奈川29校が1次予選を免除され、2次予選から登場
福岡東福岡・飯塚など27校が1次予選を免除され、2次トーナメントから登場
兵庫8校が予選ラウンドを免除され、決勝ラウンド(10/24〜)から登場
栃木矢板中央・白鴎大足利・佐野日大・真岡の4校は4回戦から
奈良奈良育英・畝傍・生駒・香芝の4校は3回戦から

つまり優勝候補は予選の後半にしか出てこない県が多いということです。なかには準決勝が初戦という「スーパーシード」の例もあり、第92回大会の青森県予選では県予選16連覇中だった青森山田が、第102回大会の鹿児島県予選では神村学園が、それぞれ準決勝から登場しています。「開幕から強豪校の試合が見られる」と思って会場に行くと、実際にはまだ登場していない、ということが起こります。

高校年代の最高峰リーグ「プレミアリーグ」に所属する9校が、それぞれの県でいつ初戦を迎えるかは、こちらにまとめました。

【第105回選手権】プレミアリーグ所属9校は予選をいつ戦う?|リーグ順位・夏の実績・予選日程まとめ
プレミアリーグ24チームのうち選手権に出られるのは高体連9校だけ。流経大柏は8月29日開幕、前橋育英と帝京長岡は9月5日から。9校のリーグ順位・夏の実績・予選日程を1本にまとめました。第105回全国高校サッカー選手権の予選ガイドです。

⑥ 東京だけ「2代表」

全国大会の出場枠は48ですが、都道府県は47しかありません。東京都だけが2校出場するためです。

東京はAブロック・Bブロックに分かれてそれぞれ代表を決め、全国大会には東京A代表・東京B代表として出場します。JFAの大会要項でも、東京だけが2チームなのは「加盟校数が最も多い」ためと説明されています。266チームは2位の神奈川(177チーム)の1.5倍、3位の埼玉(125チーム)の2倍以上です。

💡 理由は「加盟校数が最も多い」から
JFAの大会要項には、出場チームについて「本大会は46道府県代表各1チーム、加盟校数が最も多い東京都代表2チームの計48チームによって行う」と明記されています。東京に2枠がある理由は、公式にも加盟校数だと示されているわけです。266チームを34ブロックに分けなければ予選が成立しない規模の大きさが、そのまま2枠につながっています。
ちなみにインターハイ(全国高校総体)は枠の考え方が違います。2026年の福島総体は全51代表で、各都道府県1チームに加えて東京・神奈川・大阪が2チーム、さらに開催県の福島が2チームという内訳でした。同じ高校サッカーの全国大会でも、複数枠が与えられる県は大会ごとに違います。

⑦ 大阪は「高校総体」を兼ねた3段階制

大阪の予選には、正式名称に別の大会名が並びます。

2026年度 第81回大阪高等学校総合体育大会 兼 第105回全国高校サッカー選手権大阪大会

つまり大阪府の高校総体(秋季)と選手権予選が同じ大会になっています。そのうえで、この記事で見てきた「段階制」「シード制」がもっとも複雑な形で組み合わさっているのが大阪です。

段階期日ここから登場する学校
1次予選 1・2回戦9/5・6・12・13
2次予選 1回戦9/19・20帝塚山泉ヶ丘、大体大浪商、関大一、浪速など11校
2次予選 2回戦9/26・27桃山学院、近大附、常翔学園、清風など8校
中央トーナメント 1回戦10/18阪南大高、履正社、興国、東海大仰星、大阪桐蔭など8校
中央トーナメント 2回戦以降10/25〜11/14

💡 大阪桐蔭の初戦は10月18日
大阪の強豪8校は1次予選も2次予選も免除され、中央トーナメントから登場します。9月5日に予選が始まってから、実に1か月半後が初戦です。
試合時間も段階で変わり、1次予選と2次予選1回戦は70分(35分ハーフ)、2次予選2回戦以降は80分になります。

⚠️ ここでも「開幕」の解釈に注意
大阪予選は「10月18日開幕」と紹介されることがありますが、それは中央トーナメント1回戦の日付です。実際には9月5日に1次予選が始まっています。

🔍 自分の県を調べるときの3つの注意点

  • 「開幕日」が最初の試合とは限らない——千葉(6/7)・神奈川(6/13)・福岡(6/13)のように、報じられる「開幕」より前に1次予選が終わっている県があります
  • 強豪校の初戦は予選の後半になることが多い——シード制の県では、決勝トーナメントや準々決勝が初戦というケースもあります
  • 大会名が県によって違う——「◯◯県高校サッカー選手権」「秋季大会」「高校総体」など、呼び方が統一されていません

47都道府県それぞれの日程・決勝日は、こちらの記事で随時更新しています。お住まいの県の欄をご確認ください。

【2026年9月〜11月】第105回全国高校サッカー選手権 都道府県予選 日程・代表校まとめ【随時更新】
第105回全国高校サッカー選手権の47都道府県予選の日程と代表校を一覧でまとめました。千葉8/29、東京・群馬・新潟9/5など予選開幕日から、神奈川・石川・長野11/8の決勝日まで。予選が進むごとに代表校を随時更新します。

📝 まとめ

都道府県予選の「違い」まとめ
・開幕は6月7日(千葉)〜10月17日(青森ほか)132日の差
・千葉は6月7日〜11月15日の5か月以上かけて予選を戦う
・参加が多い県は2段階・3段階制(千葉・福岡・大阪は3段階)
・参加規模は東京266チーム〜岩手32校で8倍以上の差
・シード校は予選の後半から登場する県が多い
東京だけ2代表、大阪は高校総体を兼ねる

同じ「全国高校サッカー選手権の予選」でも、県によって戦い方も期間もまったく違います。自分の県の仕組みを知っておくと、応援に行く日程も立てやすくなります。

予選の日程と代表校は、決まりしだい更新していきます。最後までお読みいただきありがとうございました。

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